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【研究結果】アロママッサージがうつ症状軽減、認知機能改善に効果

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【研究結果】アロママッサージがうつ症状軽減、認知機能改善に効果
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今や誰でもかかりうる身近な病気となっている、うつ病。

平成25年に厚生労働省が行った調査では、うつ病の有病率は6.7%であり、15人に1人が生涯に1度はうつ病にかかる可能性があると報告されています1)

医療機関にかかっているうつ病患者は100万人以上であり、これは年々増加しています2)。一方で、うつ病患者の5人に3人はきちんと受診していないことから、実際にはさらに多くの患者がいると考えられます。

うつ病の治療は抗うつ薬が中心であり、認知行動療法や対人関係療法などがあります。しかし薬の副作用があったり、効果が不明確であったりする問題があります。

「うつ病は心の風邪だから、休養をとりましょう」と気軽に言われて、その理解のなさに苦しむ人も少なくありません。

そんな中、「アロマ」がその新たな解決策となるかもしれません。

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アロママッサージがうつ症状や認知機能の改善に有効

脳機能

アロママッサージによるうつ病患者への効果を調査した研究がこちら。

Okamoto A, Kuriyama H, Watanabe S, et al :The effect of aromatherapy massage on mild depression: a pilot study.Psychiatry Clin Neurosci.59 : 363, 2005.

要約すると、以下のような内容です。

抗うつ薬や心理療法を受けていない軽症うつ病患者5名(女性4名、男性1名、31−59歳)を対象に、30分間のアロマセラピーマッサージを週に2回、4週間(計8回)行った。

エッセンシャルオイルには、スイートオレンジ、ゼラニウム、バジルをホホバオイルに希釈して使用した。

その結果、ハミルトンうつ病評価尺度および気分プロフィール検査の混乱度が有意に低下した。また認知機能を評価するWisconsin card sorting testが有意に改善した。

アロマセラピーマッサージは前頭前野への血流を増加させることによってうつ状態を改善し、うつ病の補完療法として役立つかもしれない。

病理的には、うつ病患者において論理的思考や理性を司る前頭葉の代謝低下・血流障害が生じているとされます。

香り刺激が前頭葉の血流を増加させることは証明済み。さらにマッサージと併用することで、うつ症状の軽減、認知機能の改善につながる可能性があります。

このような方法とエビデンスが確立されていけば、うつ病に苦しむ患者を救う手立てになりますね。

エッセンシャルオイル

関連

*文献データはこちら(Wiley Online Library)

1)川上 憲人:精神疾患の有病率等に関する大規模疫学調査研究:世界精神保健日本調査セカンド 厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業) 総合研究報告書:2016
2)厚生労働省:患者調査上巻第64表 総患者数, 性・年齢階級×疾病小分類別 2008年 

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