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自律神経パワーを高めるカギは、生活習慣と体力にあり

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前回、前々回の記事では、呼吸法を実践する効果や方法についてご紹介しました。

  1. 「呼吸」を大事にすると、心と体が健康になる
  2. 「呼吸」を大事にすると、心と体が健康になる<実践編>

呼吸法に取り組み始めたばかりのときは、意識的に呼吸を調整しようとします。

そこから大事なのは、意識的な呼吸法から、無意識的に深い呼吸ができるように定着させていくことです。

なぜなら、ものごとが上手く運ぶときというのは多くが、無意識にスムースに営まれていくからです。

*参考:成功への自動運転,“無意識の力”を引き出す<読書評>『「意識しない」力』

無意識的に深い呼吸をおこなえるようになるには、次の2つがカギになると考えています。

  1. ライフスタイルを転換する
  2. 体力レベルを上げる

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ライフスタイルの転換

呼吸が浅く、早くなる原因は、端的にいえば「交感神経が優位に活動している生活」が続いているためです。

「交感神経が優位に活動している生活」とは、例えば人間関係のストレスや感情面の問題(恐れ、イライラ、恨みつらみなど)、多忙さ、生活習慣の乱れなどを引きずっている状態です。生活習慣の乱れには、睡眠不足、偏った食生活、運動不足あるいは使い過ぎなどがあります。

対して、深い呼吸ができているときには、副交感神経の活動が十分に高まっています

呼吸による良好な代謝を引き出すには、「交感神経を優位に活動させるライフスタイル」から、「副交感神経の活動を高めるライフスタイル」へと転換していくことが大切です。

このとき高いレベルで交感神経と副交感神経のバランスがとれており、理想的な心身のコンディションが整います。

自律神経バランス

まずはあなたの生活習慣のなかで、何が交感神経の活動を高ぶらせているのかを見つけましょう。そのストレスを受けているときに、自分の呼吸状態に目を向けてみます。するとストレスに対して自分がどんな反応をしているのかを、冷静に判断することができます。

  • あなたはどんなときにストレスを感じていますか?
  • 自覚していないストレスもあります
  • 睡眠時間は足りていますか(深く眠っていますか)?
  • 食事時間は一定ですか?内容が偏っていませんか?
  • 適度な運動を取り入れていますか?
  • 体力に対して、オーバーワークになっていませんか?

体力レベルを上げる

運動習慣

呼吸や循環の働き(心肺機能)は、自律神経からダイレクトに支配を受けています。

そのため呼吸・循環の体力を高めることで、自律神経の機能を高めることにつながります

呼吸・循環の体力が高ければ、ある動作をなすときに、あまり心拍数を高めずに行動できるということです。例えば5階まで階段を上るときに、「心拍数120でこなす人」と、「心拍数80でこなす人」がいれば、自律神経機能が高いのは後者だといえます。

体力レベルの低い人では、日常の活動の多くが「無酸素性代謝」でまかなわれます。無酸素性代謝で行われる負荷強度は、交感神経の活動を高め、浅く早い呼吸となっています。

一方、体力の高い人では、日常の活動の多くが「有酸素性代謝」でまかなわれます。有酸素性代謝で行われるとき、交感神経の活動を高ぶらせることはなく、呼吸状態も安定しています。

運動強度と自律神経

*参考:「医学的に安全な筋力トレーニング」(療法士向け記事)

同じような負荷強度の動作であっても、その人の体力レベルによって体への負担が異なり、動作をなすためのエネルギー代謝や自律神経活動が変化するのです。

交感神経を高ぶらせる生活や動作が続くと、筋肉の緊張を強張らせ、血管に負担をかけるため、痛みや不調を招きます。

過剰な交感神経の高ぶりを避けて、痛みや不調を出さない体を維持するには、体力アップが不可欠です。

つまり、運動が必要です!

体力レベルをセルフチェックする方法はこちら→「下半身筋力をセルフチェックする方法-立ち上がり動作からWBIを推定する-」

「私は仕事や家事で動いているから」とおっしゃる方もいますが、“労働と運動は別もの”と覚えておいてください。

体力アップするには、いつもの生活より少しだけきつい運動が必要です。

  • いつもエレベーターを使っていたのを、階段に変える
  • すこし歩幅を広げて歩く
  • お昼の休憩時間や通勤時間を使って歩く

*「忙しくて運動なんてする暇がない!」という方はこちら→「抗重力筋を健康に生かす〜NASAに学ぶ健康法〜

まとめ

呼吸法をきっかけに、日常生活における自律神経コントロールや体力レベルアップの必要性についてご紹介しました。

知らず知らずのうちに、あなたの生活で交感神経を高ぶらせている要因は何か?

日常生活を有酸素性代謝でまかなえるような十分な体力があるか?

ぜひこの機会に振り返り、運動の機会を増やしていただければと願います🍀🍀🍀

  • 呼吸法の実践はじめは、意識的に生活に取り入れていく
  • だんだんと無意識的に、深い呼吸ができるようになると理想
  • 呼吸による良好な代謝を得るには、ライフスタイルの転換と体力アップが大事
  • 体力アップのために、運動しましょう♪

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