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慢性的な痛みを解消するには、「感情」をコントロールすべし!

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あなたが感じている慢性的な痛みは、ストレスや感情的な問題から影響を受けているかもしれません。

肩こりや腰痛、頭痛といった慢性的な痛みの原因は、身体的な負傷によるものだけではありません。感情的な問題や精神的・社会的ストレスによって痛みが長引いている場合もあることが明らかにされています。

「痛み」を感じることも、「感情」が生じることも、いずれも脳内の神経活動の結果として生じ、自覚されます。

このとき、痛みの中枢神経回路とストレスの中枢神経回路はお互いにオーバーラップしています。そのため感情の変化(心の痛み)が、身体の痛みを増幅させていることが考えられます。

瞑想中には痛みをまったく感じないというヨガの達人では、脳の痛み回路の神経活動が著しく低下していたといいます。

このように痛みと感情に関連がある以上、感情をコントロールすることが慢性的な痛みの解消につながります

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感情が揺れ動くと身体にどんな問題がおきるのか

私は整形外科のリハビリテーションに携わってきましたが、慢性的な身体の痛みを訴える方の中で、さまざまな精神的・社会的ストレスを抱え、感情的に落ち着かない方が少なくないように思います。例えば、いつも何かにイライラしている、周りへの不平・不満がたまっている、この先どうなるのかすごく気にかけているなど。

ひとがストレスの原因となるもの(=ストレッサー)に直面すると、「情動的ストレス反応」として、イライラ・怒り、抑うつ、不安などの感情が生じます。

さらに身体的には、ストレッサーに対して“闘うか、逃げるか”の行動をとろうとします。交感神経の興奮により血圧や血糖値は上昇し、呼吸は浅く早くなり、筋肉は緊張を高めます。同時に副腎からノルアドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。

このような情動的ストレス反応−感情のゆらぎ−は一過性に終わればよいのですが、これが長引くのが問題です。

交感神経の興奮状態が続くことで、筋肉は硬直し、“こり”を生じます。また痛みに過敏になる(すこしの刺激にも痛みを感じやすくなる)ことがわかっています。

さらに痛みによって活動量が減ると、身体が重だるくなり、モチベーションも上がりません。その結果、気分が沈んで抑うつ状態を招きます。すると体力が低下し、ますます痛みを招きやすい。

こうした感情の変化と痛みの悪循環を招いてしまうのです。

感情をコントロールする2つのステップ

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自分の内に湧いてきた感情に目を向け、そんな自分を受け入れます。安定した感情は、痛みのない体づくりにつながります。

感情に振り回されてしまっては、痛みの悪循環から抜け出せません。

そのため、今の身体の痛みを解消したいのであれば、自分自身の感情をコントロールするすべを身につけることも有効です。

感情的な問題とはつまるところ、「過去への執着」「未来への不安」に大別されます。

いわば、“心ここにあらず”の状態です。

1.自らの内に湧いてきた感情を知る

自分自身の感情をコントロールするには、まず、自分にどんな感情が湧いてきているのかを知るところから始める必要があります。

つまり自分自身を冷静に見つめ、“今、ここ”でできることに集中するよう促していくのです。

“今、ここ”に集中するのは、マインドフルネスといわれます。本ブログでも、心を整えるのにマインドフルネスや日記をつけるのが有効だとご紹介してきました。

こちら↓

マインドフルネス瞑想の実践.呼吸からこころを整える

『こころを整える日記法』

 

2.そんな自分を受け入れ、認める

感情は抑えつけようとすればするほど、反発するものです。

感情をコントロールするには、まず、そんな感情を抱いた自分を認めてあげることが大切です。

自分の感情を認め、受け入れ、しなやかに対応していくのです。

そこで「まなゆい」という方法をご紹介します。

「まなゆい」では、なにか嫌な気持ちになったときに、その心のつぶやきに、

「〜と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています」

と、くっつけて言ってみるだけです。

すると自己肯定感が高まることで、その後の前向きな行動につながります。

*「まなゆい」について詳しく知りたい方はこちら→『予祝のススメ 前祝いの法則(ひすいこうたろう・大嶋啓介 著)』書評

むすびに

慢性的な痛みと、感情的な問題やストレスの関連、その解消法についてご紹介しました。

ほんとうに人の心と体は表裏一体であり、脳内の神経活動や自律神経の働きを介してお互いに影響しあっています。

痛みを抱えながら生活するのは、とても心苦しいことです。

しかし、その痛みは何かしらのメッセージだととらえることもできます。「このままの生活を続けていたら、どこか無理がくるよ」と。

いわば生活習慣、ひいては生き方を見直すきっかけです。

ぜひあなたの心と体が健やかにお過ごしいただけるよう願っています🍀🍀🍀

 

【参考】

*ストレスにより痛みが増強する脳メカニズム(仙波恵美子、2010)

痛みの感情側面と痛覚認知(荻野祐一、2007)

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