健“幸”の流儀

最高のカラダとココロを手に入れる 

超・超高齢社会を迎えるにあたり,「地域包括ケアシステム」の主旨を理解する.

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これからの医療や介護のあり方は変化を余儀なくされています。折しも来年は医療の診療報酬と介護報酬の同時改定を控え、ニュースにも取り上げられます。
社会変化に伴って、私たちの普段の生活や将来の過ごし方について意識改革も求められます。

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少子化と高齢化の進行

​人口動態の推移をみると「65歳以上者数はほぼ横ばい」で「生産年齢人口および年少人口が減少」し、総人口が減少します。それにより、社会を支える構造が変化してきます。具体的には、団塊の世代が75歳(後期高齢者)を迎える2025年問題に注目が集まり、次のような変化が予想されています。
  • 75歳以上人口の割合が「5人に1人」に増加します(2009年では、10人に1人)。
  • 生活に介護を要する者(要介護認定者)は469万人から755万人へ増加すると予測されています。
  • その一方で、生産年齢人口(15-64歳)は63.9%から59.5%へ減少し、社会保障の担い手が少なくなります。少子化も進み、年少人口(0-14歳)は13.0%から10.0%へ減少します。

​​つまり「平均寿命の延伸」「少子化」により、社会保障のあり方、社会の支え方が変化を迫られています。​​社会保障において、一人の高齢者を何人の働き手(若年・壮年層)で支えるのかの構造は、半世紀前の「お神輿型(現役世代9人で1人の高齢者を支える)から現在は「騎馬戦型(3人で1人を支える)に変化し、2050年にはさらに「肩車型(1.2人で1人を支える)になると予想されています。
年金担い手の変化

年金負担の現状

​普段の生活にも切実に影響します。お金の問題です。​
これから定年を迎える世代は、「年金で悠々自適な老後を」というわけにもいきません。平均寿命の延伸によって、定年後の期間が長くなり、その分定年後の生活にかかる費用も増加します。とくに医療や介護サービスを受ける費用は、年齢層が高くなるにつれ増加しています。増える生活費は年金で賄えるとも言えません。​マクロ経済スライド​により、社会状況に応じて年金給付費も調整されているからです。
*マクロ経済スライド​​​:そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均寿命伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組み。​​

 医療・介護・福祉の新しい枠組み「地域包括ケアシステム」

このような未来、2025年問題を見据えて国は、医療・介護・福祉のあり方について新しい枠組みを作ろうとしています。
​それが、​“地域包括ケアシステム” です。​

“地域包括ケアシステム”は次のように定義されます。
「ニーズに応じた住宅が提供されることを基本とした上で、生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場(日常生活圏域)で適切に提供できるような地域での体制」
​​*日常生活圏域とは、「おおむね30分以内に駆けつけられる圏域」を理想とし、「中学校区」を基本とする。​​​

具体的には、“地域医療構想”に沿って、医療機能の転換(高度急性期・急性期病棟の30%縮減、回復期・在宅医療などの190%増加)が進められます。人生の最期を迎える看取りの場は、医療機関から自宅や地域施設へとなってきます。
 国の描くシナリオは、
「医療・介護を必要としない高齢者を増やす」
「終の棲家の確保と、それを支える地域のサービス体制を整える(しかも費用をかけずに)」といえます。
換言すると、
高齢や障がいをもっても、住み慣れた地域で、できるだけ長く在宅生活を維持すること(自立度を高く保って)​です。
国はそういうシナリオで政策を進めようとしています。
そのような社会保障の変化が進んでいる現状をまず知ることが大切です。地域包括ケアシステムの浸透した社会では、ますます“自分の身は自分で守る”“自分の生き方(最期の迎え方)を主体的に選択する”ことが求められてくる社会だと考えられます。「自分にはまだ先の話」ではなく、あなたの今から心構えと準備をしていくことが大事ではないでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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