最近、イライラしやすい、人に冷たくあたってしまう、わけもなく不安にかられる、といった悩みを抱えていませんか?
そんな悩みに該当する方は、感情に振り回され、ストレスを内に溜め込んでいるかもしれません。
最近、あなたが感じているストレスを解消するためには、自分の感情と向き合い、その感情をコントロールすることがとても大切。
今回は、ストレスを溜め込んで悩まないために、うまく感情をコントロールする方法をご紹介します。
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ストレス解消するには、感情のコントロールが不可欠な理由

出来事を自分自身がどう解釈するか、感情とどう向き合うかによって、ストレスの受け方が変わります。
「上司からの心無い一言にイラっとした」、「自分の将来、今の働き方で食っていけるのか不安」、「彼女にフラれたことを思い出して悲しい」…
そもそも、こんな感情が生じるメカニズムは、脳の大脳辺縁系にある「扁桃体」や、「海馬」というところが関わっています。大脳辺縁系は、「古い脳」とも呼ばれ、本能や記憶、自律神経系などを司っています。
そのため感情の乱れは、自律神経のバランスを崩し、ストレスによる心身の不調を招きます。実際に、不安障害のある人では扁桃体の活動が過剰になっていると報告されています。
この扁桃体が反応するは、ストレスの原因となる刺激を「解釈(意味づけ)」する過程。
つまり、出来事をどう解釈するか、感情とどう向き合うかがストレスコントロールのカギになるのです。
☆【補足】知っていますか?「ストレス」と「ストレッサー」の違い
感情をコントロールする、オススメの方法
自分の感情を認めてあげる、「まなゆい」
感情をうまくコントロールするためには、あるコツがあります。
それが、「自分の感情を認める」こと。
逆説的かもしれませんが、目を背けたり、抑え込もうとしたりするほど、感情は暴れだすもの。
人から嫌なことを言われて、「気にしない、気にしない」と、思えば思うほど、そのことが気になってしまいますよね。
自分自身の感情を認め、折り合いをつけるからこそ、次の行動に移れます。
そこで、自分の感情を認めるのに効果的なのが、「まなゆい」という方法。
「まなゆい」は、なにか嫌な気持ちになったときに、その心のつぶやきに、次の言葉をくっつけて言ってみるだけです。
「〜と思った自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています」
(〜)の箇所に、自分に湧いてきた感情を入れます。
例えばこんな感じ。「(自分のことは棚にあげて、おれに注意してきた上司にイラっとした)自分を受け入れ、認め、ゆるし、愛しています」
すると、感情に蓋をすることなく、かつ感情に振り回されることなく、心を鎮めることができます。
湧いてきた感情を認め、冷静に対処。その結果、自己肯定感が高まり、その後の前向きな行動につながります。
☆「まなゆい」は、『3秒でハッピーになる名言セラピー』で有名なコピーライター、ひすいこうたろうさんが著書で紹介されています。書評はこちら→『予祝のススメ 前祝いの法則(ひすいこうたろう・大嶋啓介 著)』書評
書き出すことで感情を整理できる、「3行日記」
心身の不調をきたすような感情の乱れは、主に次の二つ。
- 過去への執着
- 未来への不安
しかも私たちが悩んでいるときは、同じ内容が際限なく渦巻いていることが多いのです。
そんなとき心を落ち着かせるのに役立つのが、「日記に書き出す」方法。
頭の中をグルグルしている悩みを、文字に起こすことで悩みを整理できます。
しかも日記に書く項目は、次の3つだけでOK。
- 今日の反省したこと
- 今日の感動したこと
- 明日の行動目標
このように書き出すことで、過去への執着を手放し、未来への不安を解消する。
そして、今できる行動に意識を向ける。
「自分にできる行動に意識を集中する」ことができれば、もう感情に振り回されることはありません。
なお、この日記のつけ方は、自律神経研究の第一人者、小林弘幸先生が提唱するものを参考にしています。
☆より詳しくはこちら→【3行だけ】ストレス解消に役立つ「日記」の書き方
むすびに
いかがだったでしょうか。
ストレス解消するために欠かせない、感情のコントロール法についてご紹介しました。
- ポジティブなものも、ネガティブなものも、あなたが感じた気持ちを素直に認める。
- 認めたうえで、次の具体的な行動に目を向ける。
あなたが心穏かに毎日をお過ごしいただくのに、本記事をお役立ていただければ嬉しいです🍀
☆【深掘り】→慢性的な痛みを解消するには、「感情」をコントロールすべし!
☆「怒ったり、ネガティブなことを言うのは抵抗がある」、という方でもご安心ください。「誰でも感情をはき出していいんだよ」、そう優しく背中を押してくれる動画がこちら↓
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