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消費増税よりも効果あり!『日本人の勝算(デービッド・アトキンソン)』書評

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日本で今まさに起きているパラダイムシフトの原因は、人口減少と高齢化です。日本ではこれから、人類史上いまだかつてない急激なスピードと規模で、人口減少と高齢化が進みます。人口が右肩上がりで増えるというパラダイムが、右肩下がりに減るというパラダイムにシフトしたのです。

これまで当たり前だと認識されてきたことが、すべて当たり前ではなくなります。日本は大きなターニングポイントに立たされているのです。(はじめにより)

パラダイムとは、ある時期、ある集団の中で常識として認識されている「思考の枠組み」のこと。

人類史上かつてないほど急激に進む人口減少と高齢化のもと、日本が生き残っていくためには、従来の常識に囚われない解決策を考える(=パラダイムシフト)が必要と解くのが、『日本人の勝算(デービッド・アトキンソン著、東洋経済新報社)』の著者。

100を超える海外アナリストの論文をもとに書かれているとのことで、論拠となるデータも豊富で、読んでいて目から鱗の感激でした。

消費増税という目先の変化だけに一喜一憂するのではなくて、広い視野と新しい発想でこれからの日本を考える必要性を痛感した一冊。

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本書を読む目的

  • 現在の日本が直面している社会課題や展望を知る
  • 社会課題を解決するための企業がとるべき戦略を考える
  • 日本人だからこそできる、生産性の高め方を学ぶ

生産性向上

本書を読んでの学び・気づき

  • 現在の日本は、人類史上例を見ない人口減少・高齢化という最強の「デフレリスク」に直面している
  • 今後も日本の社会保障を維持するためには、デフレリスクから脱却して経済成長するのが不可欠
  • 日本は、世界における人材評価で第4位なのに、生産性は第28位という低さ。人材は揃っているので、「生産性向上」のための施策が喫緊の課題といえる
  • 生産性向上を強力に推し進める具体策が「所得の継続的な引き上げ」であり、そのためにも「最低賃金の引き上げ」が有効だと世界の経済データからも立証されている
  • 生産性向上は、企業規模の拡大や女性の活躍促進、輸出の増加、研究開発とも関連している
  • 最低賃金引き上げが望ましい6つの理由は下記のとおり
  1. もっとも生産性の低い企業をターゲットにできる
  2. 効果は上に波及する
  3. 消費への影響が大きい
  4. 雇用を増やすことも可能
  5. 労働組合の弱体化
  6. 生産性向上を「強制」できる

世界の経済統計データをもとにして、現在の日本の状況に即したように分析されている著者の指摘は鋭い。「生産性向上」や「最低賃金の引き上げ」についてまわる批判にも、データをもって明確に反論している。

本書を読んでどう行動するか(アクションプラン)

  • 「人口が減少するから、経済は縮小してもいい」という甘えは許されない。人口が減少するなかでも経済成長していけるような、パラダイムシフトの覚悟を決める。
  • 高齢化が進んでも生産性を向上していけるように、High road apitalism(高付加価値・高所得資本主義)の働き方にシフトする。「価格」ではなく、「価値」で競争する
  • 人材育成トレーニングや大人の再学習を続ける

 

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