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こころとからだの健康を支える三位一体の仕組み

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こころとからだの健康を支える三位一体の仕組み
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健康で心地よい毎日を過ごすうえで、こころとからだが順調に機能している状態が理想です。やや極論ですが車に例えると、ボディ、エンジン、動力伝達系、電子制御システムなどがすべて順調に働いてこそ、正常な走行が実現されます。

“「骨や筋肉(外側の体)」「内臓(内側の体)」「心(感情・メンタル)」の3つは、常に双方向からリンクしあっている。(『背骨から自律神経を整える』より)”。

今回は、本ブログの主旨である「こころとからだの健康」を支える体の仕組みについて、3者の関係をそれぞれまとめました。専門用語も入ってしまいますが、できるだけ分かりやすい言い換えも含めています。こころとからだの精緻なネットワークを知って、自分の体への意識も高めていただければ嬉しいです。

三位一体の内臓・骨筋・心

「骨・筋」と「心」の関係

「骨・筋」と「心」の関係は、私たちが姿勢を保持している仕組みから説明されます。姿勢の保持に関わるのは、脳内の大脳基底核といわれる神経細胞の集まった部位です。地球上で生活する限り、「重力」から逃れることはできません。重力に対して私たちは、骨格や筋肉の働きによって一定の姿勢を保つことができています。大脳基底核では、重力に対して姿勢を保持するための全身の筋肉(骨格筋)の緊張(縮んだり、緩んだり)を調節しています。この大脳基底核は、思考や言語、学習に関わる大脳新皮質や、本能行動や感情に関わる大脳辺縁系や視床とも連絡し合っています。つまり私たちの考えたことや感じたこと、精神状態などは、筋肉の緊張感(筋緊張)に影響を及ぼしうるのです。

一方で、骨格筋から心へ影響を与えることもあります。例えば、ゆっくりとしたストレッチ(筋肉の伸張運動)や有酸素性運動(ウォーキングやジョギングなど)を行うことで、気分もリフレッシュされます。他にも、試験や人に会う前など落ち着かない状況のとき、無意識に体のあちこちを触れていることがないでしょうか。これも体(皮膚、筋肉)への刺激によって、心を落ち着かせようとする反応の一つと考えられます。

「骨・筋」と「内臓」の関係

「骨・筋」と「内臓」の間では、一方の調子が他方に影響する反射が生じます。内臓の状態が皮膚や筋肉の痛みや緊張として現れる反応を「内臓−体性反射」といいます。内臓の状態は、とくに背骨周りの背中の筋肉の緊張の高まりとして現れやすいのです。「関連痛」といって、内臓の不調が腰や肩の痛みとして感じられることもあります。一方、皮膚や筋肉への刺激が脊髄・脳を伝って内臓の調子に影響する反応を「体性−内臓反射」といいます。

骨格も重要です。心臓や肺、大動脈など重要な臓器は、胸郭と呼ばれる骨構造によって保護されています。胸郭は、肋骨(あばら骨)、胸椎(背骨の中央部分)、胸骨(胸の中央にある骨)からなる鳥かごのような空間です。胸郭の外壁は、呼吸筋(呼吸のときに働く筋肉)で外張りされており、息を吸ったり吐いたりするのに伴って、その空間を広げたり縮めたりしています。胸椎や肋骨の周囲には、自律神経の一つ、交感神経の主要な中継地点(交感神経幹)が連なっています。そのため自律神経を介して、胸郭の動きと内臓の働きが影響を及ぼし合います。内臓が不調のとき、この胸郭の動きもとても固くなってしまいます。胸郭が固くなると、呼吸が浅く速くなり、ますます体の緊張を高めてしまいます。

胸郭は、胸骨、胸椎、肋骨からなる鳥かご様の構造をしている。

「心」と「内臓」の関係

「心」と「内臓」の関係は、自律神経系や内分泌系(ホルモン)の働きが支えています。自律神経(交感神経と副交感神経)は、呼吸や循環、代謝、消化など体の内部環境を一途に制御しています。そのためさまざまなストレスによって自律神経のバランスが変化すると、内臓の働き具合も左右されます。「ストレスで胃が痛くなる、お腹が緩くなる」といった反応がまさにそれです。

一方で、内臓の調子によって心も影響を受けます。喜びや幸福感など快感情のときに脳内で作用し、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンは、その多くが腸内環境で腸内細菌の働きによって作られます。つまり腸内環境が良ければ、気分の良い状態も維持されやすいのです。毎日のお通じが快調だと気分もスッキリするのは、気のせいではありません。

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