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『病に好かれる人 病に嫌われる人(小林弘幸 著)』書評

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「人生100年時代」といわれる昨今ですが、ただ長生きするだけでなく、
健康で長生き(=健康寿命)したい、というのは誰しも願うところでしょう。

では、年をとってもイキイキと元気に過ごしている人と、
そうでない人の違いはどこにあるのでしょうか?

本書『病に好かれる人 病に嫌われる人(小林弘幸 著、講談社)』の著者によれば、
“病気になる要因は「生活習慣75%、遺伝25%」”という研究結果だといいます。

*外科医である著者は自律神経の研究に関する第一人者であり、
プロスポーツ選手やアーティストのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わっています。
また日本で初めての「便秘外来」を開設した「腸のスペシャリスト」でもあります。

つまり、健康で長生きできるかどうかは、
私たちが繰り返している日々の生活習慣にかかっている
といえます。

そこで、病気になるかどうかの生活習慣の分かれ道はどこにあるのか? 
というのが本書のテーマになっています。

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健康寿命は「習慣」でのばす

初期のサインで病院にいく

健康で長生きするための習慣として、第一に挙げられるのが、
“ちょっとした体の不調を感じたときにどう動くか”だといいます。

体に何らかの不調を感じたとき、その症状が2週間続いたら、必ず病院へ行ってください。

(中略)

体のどこかが痛いとか、どこかに違和感があるといった不調を感じても、病気でなければ基本的に2週間経てば改善するものです。

しかし、2週間経っても治らない場合は、何かしらの病気が潜んでいる可能性が高くなります。 (9ページより)

シンプルなことですが、これは意外にも行えていない人が多いのではないでしょうか。

わたしは整形外科のリハビリテーションに携わっていますが、「数ヶ月前から膝が痛い」「2,3年前から肩が動かしづらかった」と言われる患者さまにお会いすることがあります。

発症から時間が経つほど、病態も進行しているので、その改善にも時間がかかってしまいます。あらゆる病気の「早期発見、早期治療」の大切さがいわれています。
自分の体の声に敏感になって、自分の体と真剣に向き合うことで、
“病から嫌われる人”になれます。カギは、“2週間”です。早期受診

不安や緊張などのネガティブな感情が自律神経のバランスを乱す

早めに病院へ行くことは、精神衛生的にも大切です。

病院へ行くのを後回しにする理由が、心のどこかで「病気といわれたら怖い」と思っている場合が少なくないといいます。

病気だったら怖いからと病院へ行かずにいつまでも不安を抱き続けているほど、交感神経が優位になり病気を進行させてしまう可能性が高まるのです。 (30ページ)

著者がいうには、早めに病院にいき、さっさと不調の原因を明らかにしましょう! ということです。

不安や過度な緊張のようなネガティブな感情によって交感神経が高まると、血圧上昇、血糖値上昇、筋肉の強張りなど、全身に影響が及びます。

なにごとも素早いアクションが、健康の秘訣といえそうです。

病に嫌われる人が、毎日自然にしている行動

健康で長生きすることで、イキイキと自分らしい生活を続けることができます。

今日の習慣が、明日の体をつくります。

生活習慣が健康に影響を及ぼすかどうかは、「自律神経」の働きにかかっています。

*「自律神経」の働きと、あなたのタイプ分けはこちら→『心と体を守る自律神経の働き−4つのタイプと生活習慣』

本書で紹介される、“病に嫌われる人が、毎日自然にしている行動”の習慣には以下のようなものがあります。いずれも自律神経のバランスを整える効果があります。

  • 朝起きたらコップ1杯の水を飲む
  • 毎朝、朝食を抜かずにとる
  • 30分早起きをする
  • 毎日必ず体重計に乗る
  • 食物繊維をとる
  • 発酵食品をとる
  • お酒を飲むときは同じ量の水を飲む
  • エレベーター、エスカレーターを使わない
  • 夕食は21時までに終わらせる
  • 湯船につかる
  • 質の良い睡眠をとる
  • 深い呼吸を意識する

こうしてみると、“病に嫌われる人”になるための習慣の一つひとつは、
とてもシンプルなことです。

ただシンプルなことを、その時にすぐ動けるかどうかが大切です。

「このくらい…」、「今は忙しいから…」といって、後回しにするほど、結果的に時間もお金も余計にかかります。療養のために仕事を抜ける期間も長くなってしまいます。

ぜひ、“今、ここ”から、健康で長生きするための行動・思考の習慣を実践していっていただきたいと願います🍀

最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございます(^^)

*「生活習慣」について、こちらもご参考ください
『おさえておきたい!リハビリテーションを加速させる「生活習慣」のポイント』

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