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【メモのご用意を!】初めての病院リハビリで本音を伝えるために、問診で話すべき内容

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【メモのご用意を!】初めての病院リハビリで本音を伝えるために、問診で話すべき内容
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こんにちは、ふみあきです(^^)

ブログをお読みいただき、ありがとうございます!

さて、あなたは病院にかかったとき、自分の言おうとしたことを十分に口にして伝えられていますか?

初めての病院を受診して、いざ診察になると、言いたいことの半分も言えなかったというご経験はありませんか。

私は整形外科で11年間、理学療法士として外来の患者さんと関わっていますが、ご自身の症状や想いについて正確に伝えられる方は、そんなに多くはないように感じています。

ただ患者さんと理学療法士が共同して進めていくリハビリテーションでは、患者さんの抱えている症状と悩みを正確に把握したうえで、ご本人に合ったゴールを設定する必要があります。

そのためには初めてお会いした時点から、きちんと症状の性質を把握し、ご本人の想いや希望を共有しておくのが極めて重要です。

そこで今回は、初めてのリハビリでどんな話をすれば自分の症状を正確に伝え、望むリハビリ治療が受けられるのかを解説します。

具体的なイメージがわかりやすいように、「ひざの痛みを訴えてリハビリ開始となった患者(Aさん)」と、「担当の理学療法士(PT)」との会話を例にあげてお話を進めていきます。

もしすでにリハビリ通院されているという方は、理学療法士との会話にどんな意味があるのか、ご自身でも理解されるのに役立つと思います。

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初めてのリハビリで本音を伝えるために、話すべき内容

どこが、どのように、痛むか

あなたと対面した理学療法士は、事前のカルテやレントゲン画像などから、症状に関する情報を頭に入れています。それでも再度、あなた自身の口から症状やお悩みについてのお話を伺います。そうすることで可能な限り、あなたの真意や本音に沿った形で、リハビリを進めようと努めています。

まずは、現在もっともあなたが困っている症状(痛み、不調など)やお悩みについてお伝えください。例えば、こんな感じです↓

PT 「今回は、右ひざの痛みで来られたのですね?」

Aさん 「そうなんです。右ひざの前のほう、お皿まわりが痛みます。とくに階段を降りるときに、ズキッときます」

PT 「痛みが出るのは、動いたときだけですか?じっといていれば痛むことはありませんか?」

Aさん 「はい、じっとしていれば大丈夫です。ただ長く座っていて、動き出すときに強張っています」

その痛みは、いつ頃から、どのように出てきたのか

次に、その症状がどのように現れてきたのか−急性のケガなのか、じわじわと痛みが増してきたのか−を伝えます。症状が現れてから時間が経っている場合は、当初と比べてどうか(ひどくなっている、変わらない、軽くなっている)。

PT 「右ひざの痛みは、いつ頃から気になりはじめましたか?」

Aさん 「2週間前に子どもを抱いたときに、ズキッと捻ったような気がしました。ただ半年くらい前から、坂道を下りるときに違和感を感じていました。」

PT 「2週間前と比べて、現在の状態はどうですか?」

Aさん 「夜も眠れないほどの激しい痛みはなくなりましたが、動いたときの痛みが気になります」

こうした「発症の機序や、症状の経過」を知ることで、「一度の強い力で痛めたのか、慢性的に無理がかかっていたのか」、「痛めた組織の治癒過程はどの程度か」などをうかがい知ることができます。

現在の生活状況、困っていること(改善したいこと)

症状そのものの説明に続いて、その症状があることで、あなたの生活にどんな支障をきたしているのかをお伝えください。ここでの「生活」とは、自宅での生活、仕事、スポーツや趣味など、あなたがふだん困っていること、改善したいことなどがあります。

というのも、理学療法士が対応する「医学的リハビリテーション」では、痛みの改善ももちろんですが、“何らかの障がいをもっても、可能な限りもとの社会生活を取り戻す”ことをゴールとするからです。

PT 「ふだんの生活で、どんなことにお困りですか?」

Aさん 「自宅の寝室と洗濯もの干し場が2階なので、階段を何回も降りないといけないのが大変です。長く歩くと、疲れやすくなりました」

本来の生活状況と、現在の困っていることを把握することで、リハビリで目指すべきゴールを明らかにしていきます。

目標

今後やりたいことや目標があると、リハビリが加速します!

今回の症状以外に、気になっている部位や症状はないか

今回病院に来た経緯である患部の他に、気になる部位や過去の治療歴があれば、お伝えください。

だんだんと症状が現れてきた場合には、患部以外の問題があることで、結果的に患部にストレスをかけ続けていたことも考えられます。例えば、片側の足のケガをかばって、反対側の脚へ症状が出ることも少なくありません。

PT 「今回の右ひざの他に、気になるところや、以前痛めていたところなどはありませんか?」

Aさん 「2年前に、左あし首を捻って、しばらくギブス固定していました。その後はとくにリハビリはしなかったけど、今は気になりません」

他に不調の箇所や過去のけがの経験が、今回の症状につながっていないかを推察していきます。今回の患部の症状につながった根本原因へもアプローチすることで、再発防止につながります

これまでのリハビリ治療歴で気になること

理学療法士による対応では徒手療法に加え、運動療法や物理療法など、さまざまな手段を用いて症状や動作の改善をはかります。

ふだんと慣れないことをしたり、緊張したりしていて、思わぬ不調がみられる場合もあります。そこで、これまでのリハビリ治療歴の中で、自分に合わなかったものや苦手なものがあれば事前に伝えておくと、余計なトラブルやストレスを避けられます。

PT 「過去にしたリハビリ治療の中で、何か気になったことはありますか?」

Aさん 「温めるとかゆみが出たこともあります。貧血のせいか、起き上がるときにフラッとすることがあります」

今後の目標や希望

リハビリテーションを進めるうえで、今後の目標(ゴール)を設定しておくのはとても大切です。漠然と治療に通うよりも、「いつまでに、どうしたい」という目標や希望があることで、前向きに取り組んでいくことができます。

PT 「今後、Aさんがやりたいことや、こうなりたいといった希望はありますか?」

Aさん 「友人と旅行に行くのが楽しみなんだけど、長く歩くのに自信がない。3ヶ月後にも、行こうと誘われています」

PT 「では3ヶ月後に旅行に行けるのを目標として、それに必要な機能改善や体力強化をプログラムに入れましょう」

あなたと担当の療法士とで、希望や目標を共有することで、その達成に必要なプログラムを組んでいくことができます。

現在治療中の内科疾患や、のんでいるお薬はないか?

ケガや障がいからもとの生活を取り戻すためには、「運動」も積極的に行うことが必要です。

そこで現在治療中の内科疾患や、のんでいるお薬があれば、必ず事前にお知らせください。安全な運動実施に不可欠な情報です。

事前にメモを用意していく

メモ

初めてのリハビリであなたの本音を伝え、あなたに合った治療プログラムを実施していくのに必要な項目を挙げました。

(;・∀・)こんなにあるの?と思われるかもしれません。

しかし、あなたの実情を理解し、もとの社会生活を取り戻していくためには必要な情報なのです。正確な情報がなければ、ふさわしい治療プログラムを組むことはできません。

ただ初対面で緊張もある中、これらの情報を整理してスラスラとお話しするのは、そう簡単ではありません。発症から時間が経っている場合には、思い出しながら話すことになるので、記憶が曖昧だったり、話の整理がつかなかったりします。

そこでオススメするのが、事前にメモを用意していく_φ(・_・ことです。問診でお話しする内容を再度まとめると、次のような項目になります。

  • どこが、どのように痛むのか
  • いつから、どのように、痛みが出てきたのか
  • 症状が軽くなるのは、どんなとき(動き)か
  • 症状が強くなるのは、どんなとき(動き)か
  • 現在、具体的に(日常生活動作や仕事、趣味など)困っていること
  • 患部以外で気になっている箇所はないか
  • 今後の希望や目標
  • これまでのリハビリ経験で気になること
  • 現在治療中の内科疾患や、のんでいる薬はあるか

あらかじめメモを書いておくことで、自分の体について落ち着いて情報を整理することができます。そうすることで、あなたが本当に伝えたい情報を正確に伝えやすくなります

そうしてお話しいただいたあなたの本音や症状に関する情報をもとに、あなたに合ったリハビリ治療プログラムを実施していくことになります。

今回は、ある整形外科リハビリの場面での理学療法士との対話を例にあげましたが、「事前にメモを用意しておく」、「自分の症状の様子(どこが、いつから、どのように)」など、医師との診察の場面にも活用できる方法だと思います。

もしあなたが、初めての病院を受診することになったら、ぜひご参考いただければ嬉しいです。

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