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早く治るための“患者の心がけ”とは⁉︎

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早く治るための“患者の心がけ”とは⁉︎
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もしも、あなたとあなたの隣にいる二人が同じ病気にかかったとして、「その病気が良くなるかどうかは、本人たちの“心がけ”次第で異なります」と聞かされたら、どう感じるでしょうか。

「そんなバカな!病気を治すのが医者の仕事だろ!」と反発したくなるでしょうか。

あるいは、「これまでの不摂生がたたったのかな。先生(医師)を信じて治療し、自分も生活を改めよう」と、自らも治療に積極的に取り組もうとするでしょうか。

今回は、もしあなたが病気になったり、障がいを持ったりした際には、早く回復するためにぜひ意識してほしい心がけについてまとめます。

本記事の参考にしたのは、脳外科医からリハビリ専門医となった酒向正春先生著『患者の心がけ 早く治る人は何が違う?』です。

前述の質問に戻ります。

確かに、病気や障がいを持って直後の時期(急性期)には病院や医師に頼って、適切な処置(手術)や医学管理(服薬、安静)が優先されます。

しかし急性期を過ぎて、回復期(病気になる前の身体機能を取り戻しつつある時期)や維持期(身体機能の回復は緩やかになり、その機能を保ってどのように生活に適応していくかが主となる時期)となれば、自分の病気や障がいと向き合って、積極的に治療やリハビリに取り組むことが重要となります。

なぜなら、原因の解明されていない難病や遺伝性の病気もありますが、多くの病気や慢性的な不調は、生活習慣の乱れに端を発するためです。病気の治療には、睡眠・食事・運動などの生活習慣の改善が伴います。さらに病気やケガによる障がいから生活やスポーツへの復帰を目指す際には、身体機能を取り戻すため運動療法が不可欠だからです。生活習慣の改善や運動療法に励む際には、適切な指導のもとで、その治療方針を理解し、前向きに取り組んでこそ成果が得られます。

「どうにか私を治して」という受け身の姿勢では、どんな名医であっても、病気の回復は難しくなるでしょう。

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「患者の心がけ」

本書が薦める、早く治るための「患者の心がけ」として、以下の2つが挙げられています。

  1. 患者さん自身が「回復したい」という意思を持っているかどうか。
  2. その医師を信頼しているかどうか。

1、2をふまえて「任せる気持ち」になれる病院と医師を選ぶことが、「患者の心がけ」の第一歩です。

1。「回復したい」という意思

「病気を治す、痛みを取り除く」だけではなくて、「この先どんな生活を送っていきたいのか」という展望や、「何のために(誰のために)、自分は元気な体に回復したいのか」という価値観を明らかにしておくことが大事です。将来の展望や大事にしたい価値観を明らかにすることで、より強いモチベーションとなります。

また病気や障がいの中には、必ずしも元通り(発症以前の状態。完全無垢な状態)に回復するとは限らないものもあります。例えば、脳卒中による運動麻痺や、骨折の手術後の関節可動域の制限などがあります。元通りの体ではないからといって、日常生活や人生を投げ出すわけにはいきません。

病気や障がいと上手く付き合いながら、それでも自分らしい充実した人生を送っていくことを目指してほしいと思います。家族や周囲の人の協力も力強い存在です。ですので、「回復したい」という意思を確かにするには、自らの心と向き合って考えること、さらに家族や大切な人と意向をよく話し合うことがカギになります。

2。医師を信頼するために

医師を信頼するには、コミュニケーションが大事です。

画像所見や検査結果に基づいて、「どんな原因があって、自分の体の状態が悪くなっているのか」「今はこのような状態だけれども、どこまで回復の余地があるから、こんな治療やリハビリをしていく」「患部だけでなく、どのように全身状態を管理していくか」という説明を受けることです。

患者さん自ら病気のことを調べて質問したり、治療法の選択に意思表明することも有効です。さらに、患者さんをサポートする体勢は、ソーシャルワーカーや看護師、薬剤師、検査技師、リハビリスタッフなど多職種からなるチームとして働いています。これらの専門職を頼ることもできます。

チーム医療

結びに

もしあなたが病気や障がいを持った際には、ぜひ自らのこれまでの生活習慣や考え方のクセを振り返っていただき、前向きに治療やリハビリに取り組んでいただきたいと願います。「どうにかして(>_<。)」から、「私はどうしていこうヽ( ´ー`)ノ」と考えていただきたいのです。

ただ自己流でやるということではなくて、信頼できる医師や医療機関のもとで、コミュニケーションを取りながら進めることが大切です。

そしてぜひ、病気の治療よりも、もっと長い、その先にある「これからの生活(人生)を、どのように送っていきたいのか」という展望や、「何のために(誰のために)、自分は元気な体に回復したいのか」という価値観を明らかにしていただきたいと思います。

何より、病気の回復やリハビリにとって大事なのは、“患者さん・家族が思っていることと、医療者側が思っていることの、心の方向性を一致させる”こと です。

 

なお本書は、医療者にとっても患者さんから信頼される(任せたいと思ってもらえる)施設作りに有益な、次のような指南がされています。より良い患者対応や施設作りに励む医療者にもオススメの一冊です。

  • 施設内の整理整頓、働いているスタッフの笑顔・挨拶など最低限の原則を徹底できている。
  • 「自分たちはどのような医療を目指すのか」が明確であり、その理念を病院に関わるすべての人間が共有できている。
  • 患者への説明責任(病気の原因、現在の状態、今後の展望、治療方針など)を果たすこと。
  • ホスピタリティの大切さ
  • チーム医療が機能する組織作り

 

 

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