健“幸”の流儀

最高のカラダとココロを手に入れる 

雨の日を快適に過ごす,自律神経の整え方

calendar

Pocket

​​​​​​ 雨降りのときには、「関節や古傷が痛む、頭がズーンと重い、なんだか気分が乗らない、体がだるい」という声をしばしば耳にします。確かに天候の変化とからだの変化は関連していますが、自分の症状をすべて「天気のせい!」と決めて諦めてしまっていないでしょうか?日本では、1年間に100個の低気圧が通過し、1年の三分の一は雨天です。ですので、雨降りと上手に付き合うことは、日々を快適に過ごすうえで大事になります。

スポンサーリンク

雨の日になぜ、関節痛や頭痛、だるさを感じるのか?

1)低気圧の影響

​ 雨が降るとき、列島は“低気圧”で覆われます

 体内では、周囲の気圧が低くなると、細胞内の水分がからだの外側へと向い、浮腫みが生じます。気圧が下がると血管が拡張し、拡張した血管が周囲の神経を圧迫します。また血管の強い拡張と収縮の際に微細な振動が生じ、このような機序で頭痛をきたします。​


*気圧とは空気が物体を押す力なので、物体の外側の気圧が下がると、物体内ではバランスをとろうとして内から外へ押す力が強まります(ペットボトルを持って飛行機に乗ると、気圧の低い上空ではペットボトルがパンパンに膨らみます)。体内でも同じような現象が生じているのです。

2)自律神経の働きの変化

 気圧の変化を体内で感知するのは、「内耳」の働きによります。内耳内のリンパ液の量を調節することで体の平衡感覚を保つセンサーの役割を果たしています。内耳内のリンパ液の調節が上手くいかないと(むくみでセンサーが狂ってしまう)、めまいや耳鳴りが発生しやすくなります。

 内耳は「自律神経」とも深く関連します。内耳が気圧の変化をキャッチすると、脳内に働きかけ、「副交感神経」を優位に働かせるようになります。副交感神経の働きを高めて体を「リラックス(休息)モード」へと導きます。気圧が下がると空気が薄くなるため、酸素の薄い場所では体が活発に動くのを避けようとする防衛反応と考えられます。副交感神経が優位に働くため、「やる気が起こらない、眠い、だるい」と感じるようになるのです。

 気圧の変化というストレッサー(外部刺激)に対して、「交感神経」の働きを高める反応も生じます。普段から自律神経の働きが落ちている人の場合は、交感神経の働きが過剰になることで、筋肉の緊張が高まり“こり”や関節痛が生じやすくなります。内臓の働きにも影響し、腸の蠕動運動が弱まることで、「便秘」になることもあります。​

3)その他

 他にも、雨天では​日光​の量が減少します。雨の日の光量は、晴れの日の25%程度となります。普段、日光を浴びることで体内時計を調整したり、活動のための交感神経に刺激を入れたりしています。日の光を浴びないことで、活動と休息を調整する機能も上手く働きづらくなります。​雨に濡れたり、気温が下がったりすると、身体が冷えてしまいます。体が冷えると血流が悪くなり、代謝の低下することで、体内のさまざまな機能に影響が及びます。雨の日に屋内でじっとしていると、身体活動量が少なくなりがちです。私たちの体は姿勢を保持するための「抗重力筋」によって支えられています。抗重力筋の緊張は、脳内で制御され、自律神経とも関連します。活動量が減ることで抗重力筋への刺激が減り、自律神経のスイッチが鈍くなってしまします。 

雨の日を快適に過ごす、自律神経の整え方

 つまり、雨の日は体内で「気圧の変化によって副交感神経が優位になる働き」が高まる一方で、仕事や家事、勉強など「活動のために交感神経を働かせようとする働き」​という逆方向の働きが​生じますこのギャップに上手く適応していくことが体の調子を整えるカギになります。具体的には、​「副交感神経が優位な(休息モードにある)体に合った過ごし方をする」​ことと、​「活動前に適度に交感神経を刺激し、体を活動モードに切り替える」​ことです。​

​​​

1)副交感神経が優位な体に合った過ごし方

  • 外の景色を眺め、雨音に耳を澄ませる。
  • 読書を楽しむ。落ち着いて思考を深める。
  • 買い物やデート、美術館に出かける。

2)交感神経を適度に刺激する習慣

  • 朝、熱めのシャワーを浴びる。背中へ3分間ほどシャワーをあてていると、気分がスッキリしてくるのが分かります。
  • 運動(リズミカルな運動*、抗重力筋に刺激を入れる、体幹の運動*)
  • 緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物をとる:日中にとる適量のカフェインは交感神経の働きを高め、覚醒作用があります。
  • 30分に一度、立ち上がる:座りっぱなしや同じ作業を続けることは、一部の筋肉の過剰な緊張や血流の低下を招きます。30分に1度でもその場で立ち上がることで、内耳が反応し、自律神経や筋肉の緊張を和らげてくれます。

*リズミカルな運動:咀嚼、呼吸法、ステップ運動、歩行などリズミカルな運動。リズミカルな運動により、脳内で「セロトニン」の生成が高まります。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレスを受け流し、満足感や幸福感をもたらしてくれます。セロトニンの不足はイライラやうつ症状の原因にもなります。
*体幹の運動:体幹、とくに胸郭を動かすことで、交感神経節に働きかけやすくなります。胸郭の運動により呼吸筋を介して自律神経へ働きかけます。胸郭は、胸部を取り巻く骨格構造で、肋骨、胸骨、胸椎からなります。心臓や肺を支え保護しています。胸郭には「呼吸筋」が付着しており、自律神経の働きと関連しています。

 

そして何より、普段から、“自律神経に優しい”生活習慣を心掛け、自律神経機能が最大に働く状態を維持していくことです!!

最後までお読みいただきありがとうございます。本記事が皆さんの雨の日ライフを快適にする一助になればと願います

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

down コメントを残す




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

folder ☆痛みなく動けるカラダづくり

【大失敗】「体力アップ」のはずが、カラダを壊す意外な食事法〈ワースト3〉
【目的別】運動は“いつ”やるのが効果的なのか?
【もう悩まない】腰痛との正しいつきあい方を知って、もっと健康になる
more...

folder 免疫力アップのコツ

【新型ウイルスに負けない!】自分自身の“免疫力“を高める方法〈ベスト3〉
免疫力を高めるストレス解消法
免疫力をアップさせる運動のコツ
more...

folder 快眠術

寝酒は逆効果!お酒を飲んでも熟睡できる方法
【悩まない】どうしても眠れないときにとるべき、疲労回復のコツ
やってはいけない!快眠を妨げる寝る前の行動
more...