こんにちは(^^)ふみあきです。
9月19日、宮崎市内にて「宮崎スパインダイナミクス療法研究会・ナイトセミナー」を開催し、その講師を務めました。
参加者の方と濃密なディスカッションしながら実施できたので、今回は、その様子をレポートします。
肩こり、腰痛、関節痛にも…慢性的な痛みに共通する脊柱機能異常とは
スパインダイナミクス(Spine Dynamics)療法は、脇元幸一先生が創始した評価・治療概念であり、次のような特徴があります。
「慢性疼痛疾患に共通する脊柱機能異常」を評価・治療するシステムであり、エビデンスの確立を目指して研究開発が進められている考え方・手法
地球上で暮らす私たちの体は常に、「重力」に抗いながら、その姿勢を維持し、運動しています。
体に備わる重力に抗う仕組みが、脊柱の弯曲(背骨を側面からみたときのS字カーブ)であり、体幹の筋肉群がそれをサポートしています。
運動する際には、体重心のある脊柱・体幹を力の源とし、末端の手足へ力を伝達することが重要。
この脊柱の弯曲が乱れたり、体幹筋が正常に機能しなくなることで重心の位置が変化し、運動の不調や四肢の痛み、関節可動域制限などを生じることになります。
つまり、痛みや不調、可動域制限などは、脊柱・体幹から末端の手足へ、うまく力を伝達できなくなった“結果”として現れているのです!
すると当然、痛みを解消するには、その“原因”である「力の伝達」機能へアプローチする。つまり、力の根源である脊柱・体幹の機能改善が最重要☆
【体感】体幹が変われば、筋力が上がる
本セミナーでは、意見交換や実技検証の時間をふんだんに設けて、和気あいあいとした雰囲気で進められました。
初めてご参加される方もいて、簡単な手技でも筋力がハッキリ増大することに驚かれていました。
積極的なご参加、本当にありがとうございました!
参加者の声
ご参加いただいた方から感想をいただきました!ありがとうございます(^^)
- 過去に膝の靭帯を切って手術していたけど、こんな簡単に力が出せるようになるとは驚き(施術家、男性)
- ふだん臨床で取り組んでいることの理論背景を振り返り、「考える」ことの大切さを実感しました(理学療法士、女性)
- 体幹へのアプローチで、四肢の筋力が変わるのに驚いた。もっと深く学んでみたい(施術家、男性)
参加者からいただく感想やご質問は、セミナー開催の一番の醍醐味ですね。
積極的にご参加いただいた皆様のおかげで、充実した時間となりました。
研修会情報
宮崎スパインダイナミクス療法研究会は、心と体のリハビリテーション研究会(KOKO-KARA)の姉妹組織として活動しています。
KOKO-KARAでは全国各地で特別研修会が開催されています。
なお宮崎スパインダイナミクス療法研究会では、次回セミナーを以下のように開催予定です。
☆SpineDynamics療法シリーズ 宮崎研修会
~股関節疾患の評価・治療を深める!全身の力学的ルールと患部機能解剖からの臨床推論~
- 日程:2019年11月10日(日曜日) 9:30〜15:30
- 会場:野尻中央病院(宮崎県小林市野尻町東麓1176)*施設駐車場あり
- 講師:常盤直孝(フィジカルケア宮崎)、大山史朗(のざきクリニック)
- 定員:40名
- 参加費:早期申込割引 6,000円(10月27日まで)/通常参加費 7,000円
- 対象:医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などリハビリ関連職種の方、柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師など、治療・施術に携わっておられる方や、その分野に関心のある方・学生など
お申し込みはこちらから(Spine Dynamics療法研究会ホームページ)
きっとふだんの臨床活動での思考が広がる、新たな発見のある機会になります!ぜひご参加お待ちしています。