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成功への自動運転、“無意識の力”を引き出す<読書評>『「意識しない」力』

あなたは、こんなご経験はありませんか?

スポーツの試合や大事なスピーチの場面。無心でやっているうちは順調にいっていたのに、先が見えてきて「このままいけば勝てるかも(商談成立するかも)」と思った途端に、ミスが続いて大逆転…

気になるあの人と面と向かって話そうとすると、噛み噛みになって、自分でも何を喋っているのやら💦

私がまさしくそうでした(^^;;

こんな場面に共通するのは、

結果や相手の評価を「気にして」「意識する」ようになった途端、おかしな力みが生じて、それまでのパフォーマンスを発揮できなくなってしまう。その結果、あれよあれよという間に自滅して、悲しい結末に…

一方、ことがスムースに運ぶとき、私たちは「自然体で」「無意識のうちに」やってしまっている。「いつの間にか、あれよあれよという間に」、ことが運んでいることが多々あります。

 

あなたの本来持っている力を発揮して、ベストパフォーマンスをするには、「無意識」のうちにことを成してしまえることが重要なカギとなります。

今回はまさしく、『「意識しない」力 うまくいくときは、結局みんな、自然体をご紹介します。

著者は、自律神経研究の第一人者で、一般向けの著書も多数ある小林弘幸先生(順天堂大学医学部教授)です。

 

本番でアガッてしまう自分を克服するには、とにかく‘体で覚える’まで練習する、精神力を鍛える、イメージトレーニングをするなどの方法が思い浮かびます。

しかし小林先生の著書を読むと、「無意識の力を引き出す」ための、誰もが取り組める方法があるということに、眼から鱗の感激を覚えました。

「無意識の力」とは?

「無意識」こそ“生命の躍動”

「無意識の力」が働いているのは、「意識しなくても、体が勝手に動いてくれる」、「頭で考えなくても、いつも通りに体が動いてくれる」状態を指します。

脳科学者の茂木健一郎先生は、チクセントミハイのいう「フロー」状態に入るための「無意識」の重要性について次のように述べています。

脳の中の創造プロセスは、基本的に「脱抑制」によって生じる。抑制を外すと、あとは特に苦労をしなくても、自然に無意識の中から流れ出してくるようになっている(〜)。
そもそも創造の詳細な過程は、意識によってコントロールできるようなものではない。脳に強制することはできないのだ。
下手に意識して、何らかの目的のために動作を強制しようとすることは、創造の本質である無意識のうちの生命の躍動(エラン・ヴィタール)を殺してしまうのである。(『脳と想像性 「この私」というクオリアへ』より)

あなたがこれまで培ってきた知識や技能は、脳を中心としたニューラルネットワーク(神経細胞の電気活動的な連絡網)に記憶されており、いつでも目的動作遂行のために備えているのです。

「潜在能力」や「暗黙知」とも言えると思います。

潜在する無意識の力を発揮することこそ、本来の生命の躍動なのでしょう。

むしろ、そこに「意識」して動作を強制しようとすれば、潜在能力の発揮を妨げてしまいかねません。

「選ばないで済む」「探さないでいい」ようにしておく

余計なことやこまごましたことに意識をとらわれてしまうのを避けるためには、「選ばないで済む」「探さないでいい」ようにしておくことがポイントです。

“ことある毎に「選ぶ=」「探す=サーチ」といった行為が、人間にとってかなりの大きなストレスになっている”と小林先生は言います。

ところが、「選ばないで済む」「探さないでいい」状態であれば、何ものにも意識を煩わされることなく、物事がオートマチックに進んでいきます物事がオートマチックに進む状態、これが「意識しなくても(頭で考えなくても)、心や体がいつも通り動いてくれる」状態といえます。

そのためには、こまごまとした雑事を「自動化」することです。

いつも繰り返されるような、わざわざ考えなくても済むことは、徹底的に自動化するのです。

例えば、メジャーリーガーのイチロー選手は、いつも試合前には同じ食事をして、同じウォーミングアップをして試合に備えます。バッターボックスに入る前の仕草(=プリセット・ルーティン)は、あまりにも有名です。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズがいつも同じ黒シャツを着ていたのも、「毎朝着ていく服を選ぶ」という意識的な作業を省くためだったと言われています。

またスポーツ選手のインタビューでは、「しっかりと、良い準備をしたい」というセリフをよく耳にします。いつもと同じ準備をすることで、練習通りのパフォーマンスが発揮できるような心身環境に整えていくのです。試合になれば、相手がいたり、会場のコンディションが変わったりして、思い通りの結果が出るかは不確かです。

だからこそ、自分にコントロールできる事前の準備を、いつも通りこなすことに専念するのです。

ルーティン

仕事や学業においても同様です。

自分の本番(出勤やプレゼン、接客など)へ向けて、朝起きてから家を出るまで、そして出番前の行動や準備を「ルール化」しておくのです。例えば、「前夜は11時に就寝し、朝は6時に起きる。起きて歯を磨いたら、軽めのストレッチで体をほぐす。朝食には、いつも食べ慣れたフルーツをいただく。前夜に準備しておいたいつもの通勤服に着替えて、8時には家を出る。駅までのルートはコチラ」といったように。

頭を使うにも容量があります。ささいなことに頭を使ったり、気を回しすぎては、いざという大事なときに充分なエネルギーを注げなくなってしまいます。

失敗に学ぶ方法

失敗したときの反省として 、つい「次は、〜しないように気をつける」「注意して・・・するように意識する」「確認を徹底する」と口をついて出てきます。

しかし人は、意識した瞬間に無為な力みが生じてしまい、むしろ物事がスムースに進むのを妨げてしまいます。

失敗した後で考えたいことは、「この次、自然に上手くいくようにするにはどうしようか」という手段(ルール化)です。「失敗しないように意識する」のではなくて、「自然に(勝手に)上手くいく」ようなルールやシステムに落とし込む方法を探すのです。

無意識の力を引き出すための習慣

本書では、「無意識を引き出すスキル」として次の4つが上げられています。

1。ぼんやりと「自分」と向き合う時間を持つ
2。「千本ノック」方式でひたすら鍛える
3。「かたち」から入って「無意識にできる」まで繰り返す
4。こまごまとしたことを徹底的に自動化する

ぼんやりと自分と向き合う時間を持つことは、サボっているわけではありません。頭を空っぽにすることで、脳内のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が活性化し、これまでの知識や経験を関連づけて、いま抱えている課題の解決策や閃きを生み出してくれます。また、闇雲に突き進むだけでなく、「自分のいる立ち位置は?」「自分はどこに向かっているのか?」を客観的にとらえなおすことにも役立ちます。

「意識しなくとも、体が勝手に動いてくれる」状態が理想とはいっても、初学者や経験の浅い者においては、始めは「意識」してやり方を習得する必要があります。手習い始めの時期には、千本ノックを浴びるようにひたすら練習量をこなす。熟練者や先輩のやり方をまねしたりして、結果の出やすい「型」を習得する必要があります。「型」を習得し、量をこなしていくうちにだんだんと、「無意識にできる」状態へ落とし込まれていきます。いわゆる体に覚え込ませるのです。

結びに(本書を読んで考えたこと、明日からの生活に生かせること)

あなたも、自身の内側に潜在する「無意識」の力を発揮してみたい!と思っていただけたでしょうか。

「意識しなくても(頭で考えなくても)、心と体が最適なパフォーマンスを発揮してくれる」状態に整えるために、日頃からの準備(自動化、ルーティン、反復練習)が大切です。

そして1日に1回は、ゆっくり呼吸したり、ボーッと空を眺めたりして、自分と向き合う(振り返る)時間(脳の空白を作る習慣)を設けることをオススメします。

ときには、空をボーッと眺める時間を作ってみては?

大好きなことを仕事にしたり、情報発信したりしていくときにも、「無意識」はカギになると思います。

時間を気にせず「ついやってしまっていること」に、あなたの天職につながるヒントが隠れていたりします。

私自身、学生時代のテスト期間中には、科目勉強をしないといけないと思いつつ、小説を読むのにハマっていました笑

 

最後には、自分を信じることです。

これまでの経験は確実にあなたの潜在能力として刻まれています。

「アレをしてコレをして(汗汗)」「〜あるべき、・・・すべき」と過剰に意識しなくても、その準備に専念することで、無意識の力があなたを目的とする頂へ導いてくれると信じています。

 

私の恩師は、次の言葉を授けてくれました。

天命信じて 人事を尽くす

自分に与えられた天命、あるいはこれまで自分が積み重ねてきた経験を信じて、私は準備に専念するのみ。

 

あなたも、自分の内側に眠っている「無意識」の力を引き出し、より良い生きかたを見つめ直していただければ。

 

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