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「無意識の力」を心と体の健康に生かす方法

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スポーツや仕事、人間関係において望む結果を得るには、「頭で考えなくても(意識しなくても)、体が勝手に動いてくれる」という「無意識の力」が大事です。そして無意識の力を引き出すには、日頃から「選ばなくても済む、探さなくてもよい」状態を作る、事前の準備やルーティンに専念するなどの方法があります。

「無意識の力」について詳しくはコチラ*成功への自動運転、“無意識の力”を引き出す<読書評>『「意識しない」力』*もご参考ください。

「無意識」は心と体を元気に保つうえでも重要です。

今回は、意識/無意識と自律神経バランスの関係から、心と体の健康をお届けします。

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無意識は健康管理にも重要

「次はアレをして、それが終わったらコレをして…💦」と慌ただしく過ぎていく日常。 「あの人からどう思われているだろう??」「こんなこと言ったら嫌われるかな」など、他人の視線や周囲の評価が気になって仕方ない。 「ここで結果を出さないと信頼を失ってしまう」と、期待に応えようとしてリキんでしまう…..

現代は、周囲への過剰な意識やこまごまとした「やるべきこと」に翻弄されてしまい、いわば本来の自分を見失っている状態にあることが多々あります。

私は理学療法士として医療に携わる中で、慢性的な痛みや不調を訴える方においても、自らの心や体と向き合えていないなと感じることが度々あります。

それは「痛い、苦しい、何もできない(>_<。)」という思いに支配されて、「今できていること、やりたいこと、周囲からサポートされていること(^^)」に気づけていないケース。 「忙しい、忙しい」と口にして、回復のために自分を労ることができていないケース。 乱れた生活習慣が長くなり、自分で自分を不調へ落とし込めているケース などがあります。

これらはいずれも、過剰な意識や誤った認識にとらわれた状態と考えられます。

生体はそもそも、自分で自分の心身を良好な状態に保つ「生体恒常性」を持っています。

健康な心と体を維持するためにも、「自然体」でいることが重要なのです。

意識/無意識と自律神経の関係

心身の健康を考えたとき、小林先生によると、意識/無意識と自律神経バランスは次のような関係にあります。自律神経は、緊張や活動時に働く交感神経と、休養やリラックス時に働く副交感神経のバランスからなります。自律神経のバランスを保つカギは、ストレスにあります。

  • 「意識」に縛られている状態・・・交感神経優位。目先の仕事や時間、他人に振り回されてストレスを感じているとき。
  • 「無意識」の力が働いている状態・・・副交感神経優位。しがらみやストレスから離れて、リラックスしながら自分の時間を過ごしているとき。

交感神経とは、車のアクセルに例えられます。不安や緊張に対して身構えたり、‘ガンバル’ときにその活動が高まります。仕事や時間、他人の言動などが気になり、「意識」に振り回されているとき、交感神経ばかりが優位に働き、副交感神経の働きは低下してしまいます。

交感神経の過剰な活動が長く続くと、血管が収縮し(筒の内径が狭くなり)、血流が滞ります。すると身体の細胞の隅々まで新鮮な酸素や栄養が行き届かなくなり、さまざまな不調を招きます(例えば、胃腸の不調、皮膚のシミ、疲れやすくなった、頭が重いなど)。交感神経の働きで筋肉の緊張が高まるので、無用な力みにつながり、スムースな動作が妨げられてしまいます。

一方、副交感神経は車のブレーキに例えられます。しがらみやストレスから開放されて自然体でいるとき、無意識の力が充分に働いてコンディションを維持できます。

交感神経と副交感神経の働きは、両者とも高い状態をキープできるのが理想です。持てる力を発揮して、最高のパフォーマンスにつながります。

しかし現代生活では、食生活や睡眠不足、人間関係、運動不足など、さまざまなストレスの蓄積によって交感神経の優位な状態が長く続きやすいのが問題です。

「無意識」の力を充分に発揮して心身の健康を維持するためには、いかに交感神経の過剰な働きを抑えて、副交感神経の働きを高められるかが重要です。

自律神経のバランスが整えば(交感神経の働きも副交感神経の働きも、どちらも高い状態をキープし)、血流や酸素が体のすみずみまで行き渡り、意識することなく心身を良好な状態に維持してくれるようになります。

血流

自律神経のバランスを整えるには

自律神経のバランスを整えるために、あなた自身で行えるのは「呼吸」です。

呼吸は、自律神経に支配されている体の働きで唯一、意識的にコントロールできる働きです。

深くゆっくりとした呼吸をするとき、興奮した交感神経が鎮まり、副交感神経が優位に働き始めますこれは頸部にある「圧受容体」という副交感神経のスイッチに刺激が入るためです。

その他にも脊柱(背骨)や胸郭(あばら骨周り)を動かすこと、歩行などのリズミカルな運動で、間接的に自律神経へ働きかけるのも有効です。

深呼吸

深くゆっくりとした呼吸は、副交感神経を高めて、リラックスするのに有効です。

自律神経を乱さないために、日々の小さなストレスを生じさせない

例えば、朝寝坊をしてバタバタと出勤する、家を出る前に家族喧嘩になってイライラた、財布を忘れたことに気づいてガッカリしたなど、ささいな出来事が交感神経を高ぶらせる要因になります。

とくに朝は、副交感神経優位だった睡眠時から活動に備える交感神経の働きへスイッチが入る時間帯ですが、まだまだバランスは不安定です。朝にストレスを感じると、交感神経が跳ね上がります。自律神経には「持続性」があるので、一度跳ね上がった交感神経は数時間そのままになってしまいます。するとその一日は、ミスや事故を起こしやすくなってしまうので、要注意です。

不用意な交感神経の高ぶりを避けるために、次のような心がけが有効です。

  • 朝コップ1杯の水を飲む
  • 早めに起きて、余裕のある行動をする
  • ゆっくり歩く
  • 充分な睡眠時間を確保する
  • 笑顔を作る

*参考:目覚めたらやりたい!一日を快調にする朝イチの習慣

結びに(心と体の健康に「無意識の力」を生かす)

心と体の健康を維持するために「無意識の力」を生かすとは、あなたが本来持つ生体恒常性を充分に発揮できる状態にすることです。そしてそのカギは、日々のストレスへの対応と自律神経にあります。とくに交感神経の過剰な高ぶりを避けて、副交感神経を高めるような習慣を作っていくことが肝要です。

「なんかイライラする」「疲れたー」というネガティブな言葉が口をついて出るとき、自分の内なる声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。「〜しないといけない」と「意識」して頑張っている状態は、交感神経が高ぶり、実は心と体にとって無理をしています。

脳科学者の茂木健一郎先生は、「無意識」こそが“生命の躍動”だと述べています。自律神経のバランスが整い、世帯恒常性が充分に発揮されていれば、意識することなく心身はイキイキと働きます!

たまにはホッとひと息、今のあなたの状態を振り返る時間をもって、自分の立ち位置や進んでいる方向を確認してみてください。そして日常に副交感神経を高めるような習慣を「自動化」しておきます(朝起きたらコップ1杯の水を飲む、30分仕事をしたら深呼吸する、など)

あなたの内側に潜在する「無意識の力」が発揮されて、心と体の健康が保たれ、より良く生きることにつなげていただければ嬉しいです。

 

 

 

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