こんにちは、大山ふみあき(@ThanksDailylife)です。
毎日を自分の「寝ても覚めてもやっていたいこと」に夢中になって、ワクワクして生きていけたら最高ですよね。
朝起きるのが待ち遠しくて、「よし、やるぞ〜!」と布団から跳ね起きる。
日中は、自分にしかできない、情熱をシゴトに熱中。
そして夜、「あ〜、今日も楽しかった^^」と思って、あっという間に夢の中へ。
でも実際は、“自分が何をやりたいのか、わからなくなった”、
“今やっている仕事は、自分がやらなくてもいいんじゃないか”と感じている。
私も、そういった“今やっていることは何となく違う気がするけど、結局、自分は何をやりたいんだろう?”と迷う時期がありました。
とくに「内向型」の人は、外からの情報(刺激)を受け取りやすく、しかも頭の中でいちいち細かく処理しているので、エネルギーが減りやすい。
また自分の興味のあることにしかモチベーションが湧かないので、あれもこれもと手を出してもうまくいきません。
自分が大切に思えること、心から「これをやりたい!」と思えることにまっしぐらに時間と労力を注ぐのが、望む成果を得る、また自分らしくいられるための鍵です。
本記事をお読みいただき、実践することで、自分にしかできないシゴトをして、「これが私の進む道だった!」と充実感と深い喜びに包まれる。
あなたが「自分の本当にやりたいこと」と出会い、毎日を熱中して、ワクワクして生きられるようになります。
“夢中になって生きる人を増やす”というビジョンで、自己理解のサポートをされている八木仁平さんは著書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』の中で、以下のように述べています。
誰かより100倍も頭が良い人間なんていません。
しかし、他人に比べてものすごい成果を出す人はいます。
なぜでしょうか?
それは、自分の中にあるエネルギーの使い方を他の人よりも知っているからです。
うまくいく人は、エネルギーを1つの方向に集中させます。
明確な人生の目的を見つけているので他人に流されることがありません。
また、自分がその目的に近づくためのどんな強みを持っているかもわかっています。
ですので、苦手なことをやり続けて消耗することがありません。
さらに、一生懸命頑張るのではなく、純粋な好奇心で動いています。
そのため嫌々ものごとに取り組むことはなく、他の人よりも行動力があります。
つまり、成果を出せる人は自分の活かし方を知っているのです。
あなたの「人生の目的」は何ですか?
自分がどこに向かいたいのか、明確なゴールをイメージしてみてください。
そして「純粋な好奇心」に従って、ワクワクしながら、力強く進んでいきましょう。
「本当にやりたいこと」は、どこにある?
まずおさえておきたいのは、「本当にやりたいこと」はまだ見ぬ外の世界にあるのではありません。
ではどこで見つけられるのかというと、「あなたの内側」です。
子どものころは誰しも、ただただ目の前の興味あるものごとに夢中になって、遊んだり、手を動かしたりしていましたよね。
ただそれが、成長するにつれ、さまざまな経験や教育、学習をへて、埋もれてしまっています。
そう、あなたが「本当にやりたいこと」はあなたの内側で、もう一度、掘り出されるのを待っています。
それでは、あなたの内側にある「本当にやりたいこと」を3つのステップで掘り出していきましょう!
自分が「本当にやりたいこと」を見つける3本柱
今回は八木さんの提唱する自己理解メソッドに沿って、あなたが「本当にやりたいこと」を次の3ステップで見つけていきましょう。
八木さんは自己理解に必要な「3本柱」として
- 好きなこと(情熱)
- 得意なこと(才能)
- 大事なこと(価値観)
をあげ、これら3つの要素を組み合わせることで、「本当にやりたいこと」を見つけられます。
【「本当にやりたいこと」を見つける3本柱①】「好きなこと」を抽出する
本当にやりたいことを見つける3本柱の1つ目は、「好きなこと」です。
「好きなこと」とは、自分が興味をそそられ、情熱をもつ分野や領域、ジャンルのことをさします。
人は、自分が「好きなこと」には
- 興味があってもっと知りたいと感じる
- 関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいの?」と感じる
- 「なんで?」「どうすれば?」のような問いが湧いてくるなど
ようになります。
例えば、心理学、環境問題、ファッション、料理、医療、ロボット、デザインなど。
あなたがついつい情報を集めてしまうジャンルや業界、もっと上手くなりたいと思っているものには、どんなものがありますか?
それが仕事になるかどうかはひとまず脇に置いて、素直に書き出してみてくださいね。
【「本当にやりたいこと」を見つける3本柱②】「得意なこと」を自覚する
本当にやりたいことを見つける3本柱の2つ目は、「得意なこと」を自覚することです。
「得意なこと」とは、「自然と人よりもうまくできて、やっていて苦なく心地よいこと」のこと。
自然とできてしまうことなので、「才能」ともいえます。
得意なこと(才能)を見つけるカギは、
- やっていて心地良い
- がんばらなくても無意識にやっている
- ストレスがないので、夢中になりやすい
- やっていると自分らしくいられる感覚がある
- 仕事でなくても、ふだんから自然とやっている
- 他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思う
などです。
例えば、相手の立場に立って考えること、人と競うこと、勉強すること、情報を集めること、深く考えること、分析すること、など。
ちなみに「スキル・知識」も「得意なこと」と似たものとして認識されやすいですが、実はまったく別ものです。
・得意なこと:生まれつき持っている。どんな仕事にでも使え、時代が変わっても武器になる。
・スキル・知識:後天的に身につけるもの。特定の仕事でのみ使え、時代とともに廃れることもある(例 プログラミング、英語、料理)。
「本当にやりたいこと」を見つけるためにより重要なのは、「スキル・知識」よりも、「得意なこと」のほうです。
なぜなら、あなたが生まれつき持っている才能は、独自のものとしてあなたを特徴づけ、他の誰かに真似することはできません。
また転職して業界を移ったり、時代が変わったりしても、強み(武器)として活かし続けられるからです。
そういうと、“私には、そんな得意なことなんてない”と思われるかもしれません。
ですが実は、「得意なこと」は100%誰もが持っています。
ただ、ふだんから自然とできてしまっているので、本人すら気づいていないだけなのです。
がんばらずに平均以上の結果を出せること、よく人から褒められることなどを参考に、思い出してみるとよいです。
もっと具体的に自分の得意なことを知りたい方は「ストレングス・ファインダー」などの診断ツールを使うのもオススメです。
「好きなこと」を「得意なやり方でやる」のが、あなたの「やりたいこと」
ここまで「好きなこと(情熱)」と「得意なこと(才能)」をとりあげました。
両者をかけ合わせることで「やりたいこと」が見つかります。
「好きなこと」×「得意なこと」=「やりたいこと」
例えば、好きなこと=ファッション、得意なこと=ものづくりをする であれば、
ファッション×ものづくり→ファッション関連の製品を作る となります。
つまり「やりたいこと」とは、「好きなこと」を「得意なやり方でやる」ことなんですね!
自分が「好きなこと」を、得意なやり方でやっていると想像すれば、すごくワクワクしてきませんか!?
【「本当にやりたいこと」を見つける3本柱③】「大事なこと」を明確にする
「本当にやりたいこと」を見つける3本柱の3つ目は、「大事なこと」を組み合わせることです。
「大事なこと」とは、あなたが仕事や人生において重要視するものや、それをやる「目的」であり、「価値観」ともいわれます。
自分が
“どう在りたいか”
“どう生きたいか”
“まわりの人や社会をどうしたいか”
“なぜ、それをやるのか”
といった「状態」です。
「本当にやりたいこと」を見つけるうえで価値観を組み合わせる理由は、どんなに「やりたいこと」をやっていても、ブラック労働で体調を崩したり、家族との時間や自分の趣味を楽しむ時間がとれなかったら、ストレスは溜まるばかりで、心は満たされないでしょう。
あなたが1番自分らしくいられて、「私はこのために働いている!」「こんなふうに生きている自分が、すごく自分らしい!」と思えることが深い充足感や人生の満足感をもたらします。
そこで自分にとって何が大事なのかを、きちんと理解しておくことが必要なのです。
「大事なこと」とは、例えば、自由でいたい、人に優しくありたい、家族との時間を大切にしたい、心穏やかに過ごしたい、趣味の時間をたっぷりとりたい、などがあるでしょう。
あなたが仕事をする目的は何ですか?
「お金を稼ぐこと」であれば、稼いだお金でどうしたいのですか?
またはどんなに大金を積まれたとしても、譲れない価値観は何ですか?
自分が価値観をおいていることであれば、自然と熱中できるし、まわりの人にも自信をもって伝えることもできるでしょう。
そうしてあなたの行動がまわりに波及することで、ますますあなたらしく輝いていくことになります。
3本柱を考える「順番」が大事
「本当にやりたいこと」の3本柱を考えるうえで重要なのは、どの「順番」で考えるかです。
八木さんは、3本柱はこちらの順番で考えていくよう薦められています。
1.「大事なこと」→2.「得意なこと」→3.「好きなこと」
まずは、あなたが仕事や人生において大事にしたいこと(優先する目的や価値観)から明確にしましょう。
「好きなこと」や「得意なこと」は、あくまでもあなたが心から満足いく仕事や人生をおくるための1ツール。
「大事なこと」をまず明確にすることで、ぶれないあなたの軸ができます。
職場・職種が変わったり、流行が変わったりしても、自分の軸さえ安定していれば、うろたえることはありません。
あなたの目的を達するためのルートは、いくらでもあるのです。
「大事なこと」に続いて、次に「得意なこと」を自覚しましょう。
「得意なこと」はあなた独自の「才能」であり、働く場所や相手が変わっても、あなたらしく成果を出せる「強み」となります。
“マネジメントの父”と称され、今なお世界中で多くの経営者に影響を与え続けている、ピーター・ドラッカーも「強み」に集中することの大切さを語っています。
人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。
弱みはいくら強化しても平凡になることさえ疑わしい。
強みに集中し、卓越した成果をあげよ。
*『マネジメント』より
あなたが自然とできている「得意なこと=才能、強み」を自覚して、それを発揮することに集中しましょう。
そうすれば自ずと望む結果を得られたり、まわりから感謝されたりして、「本当にやりたいこと」につながっていきます。
「大事にすること」「得意なこと」がはっきりしたら、最後に「好きなこと」を組み合わせていきます。
あなたが仕事や人生に優先して求める目的があり、いかんなく力を発揮できる得意なやり方がわかっていれば、あとは「何を」やるかだけですね。
どんなジャンルを選んでも、夢中になってとりくみ、当然、上々の結果もついてきます。
たとえ始めはうまくいかなくても、好きなことであれば試行錯誤を楽しみながら、進んでいけるでしょう。
実際にやってみた体験と感想
私もこの3ステップに沿って、「本当にやりたいこと」を考えてみました。
私の場合は、
- 大事なこと(目的、価値観):楽に(身体や精神的に良い状態で)、楽しく(自分が意味を求めることに夢中になって)生きられること。学ぶこと。親密な人と仲を深めること。人や社会がより良くなるのに貢献すること。
- 好きなこと(情熱):人間心理、哲学、神話、自己探求、健康、など 自己探求、人間理解、心のしくみに関すること。
- 得意なこと:本を読む、知識や情報を体系的にまとめる、文章を書く、スライド資料を使って説明する、相手の話をじっくり聞いて、本質をつかむ など
これらを組み合わせると、
「人間心理や自己管理の知識を学んで、その本質を体系的にまとめ、人にわかりやすく伝えることで、多くの人がより楽に生きやすくなるのに貢献する」
となります。
実際にこのメソッドをやってみて、改めて自分がどこに向いたいのか、人生で何を成し遂げたいのか、どんな自分でありたいのかが腑に落ちました。
「本当にやりたいこと」という自分の軸が定まると、どこにエネルギーを注げばよいのか明らかになり、迷いがなくなります。
“この道を行けばいいんだ”と、安心と自信につながるように思います。
むすびに
いかがでしょうか。
今回は自己理解の専門家である八木仁平さんの著書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』
を参考に、あなたが「本当にやりたいこと」を見つける3本柱をご紹介しました。
おさらいすると、
- 好きなこと(情熱をもてる分野)
- 得意なこと(才能を発揮できるやり方)
- 大事なこと(なぜそれをやるのか?どうありたいのか?という目的や価値観)
を組み合わせることで、誰でも自分の「本当にやりたいこと」にたどり着くことができます。
そこからは「本当にやりたいこと」に近づけるように、少しずつ仕事や生活のあり方を作っていきましょう。
今すぐ実現できていなくても大丈夫です。
あなたの理想の状態を目指して、あれこれ試行錯誤していくプロセスはきっと、自分の内面と向き合い、充実した時間となるはずです。
ぜひ一緒に、前に進んでいきましょう。