忙しさを理由に、ストレスを抱えながら毎日を過ごしている人に向けて、著者は以下のようにハッキリとNOをつきつけます。
「毎日のように残業続きです…」
「有給も取れないから、余暇なんてよんでもない!」果たして本当だろうか?
口では「忙しい、忙しい」と言ってはいても、実際のところ、その忙しさに見合うだけのパフォーマンスを本当に上げているだろうか?
もちろん、自分の希望と関係なく、他人からどんどん仕事を振られるのに任せていれば、忙しいように“感じる”のは間違いない。
しかし、結局それは、暇を「作業」で埋めているだけではないのか。
その作業がなかったとして、あなたはそれを埋められるだけの「やりたいこと」を持っているだろうか? (116ページより)
このように本書『時間革命 1秒もムダに生きるな(堀江貴文著、朝日新聞出版、2019)』は、“時間ほどかけがえのないものはない”と豪語する著者の、時間に対する揺るぎない信念が凝縮された一冊。
本書を読む目的
- 毎日忙しくて、自分のやりたいことをやる時間がないという人に向けて、行動する起爆剤となる
- 人生を充実させる時間の使い方に改める
- ムダな時間をなくすためのノウハウ、優先順位の付け方を学ぶ
本書を読んでの学び・気づき
- 行動するために、自信や経験はいらず、むしろ足かせ。すぐに行動できる人とそうでない人との差は、「情報量」によって規定される。よって、動き続けられる人になりたければ、情報をシャワーのように浴び続けること。
- 「病気」は最大のタイムロス。日頃から十分な睡眠時間をとり、正しい情報にもとづく適度な食事管理、検診、ワクチン接種などを活用し、「予防」に努める
- 何よりも、「今、ここ」を楽しんでいるかどうかが人生の重要事項。将来の不安やリスク、周囲の目は脇において、とりあえず、やってみる。動いてみれば、自分に合うかどうかがわかるから、それからいつでも軌道修正できる。
- 自分が心底夢中になれる(“ハマる”)もので日常を満たしていれば、余計なストレスや不安は生じない。やりたいことがあるなら、やってみればいい、今すぐに。
- 大事なのは、「動き続けること」。世の中、不変のものはない。次々に現れるイベントを無我夢中で楽しむ。
本書は、「時間」をテーマに書かれていますが、その本質は「生き方」にあると思います。限りある人生の時間において、自分は何に価値をおいて、どう優先順位をつけるのか。
人の目を気にして、ストレスを抱えて生きるのか。あるいは、自分の時間を生ききると覚悟を決めるのか。すべての選択肢は自分の手の中にあります。
やることは、とてもシンプル。自分の本音に素直になること。とりあえず、動き続けること。
☆堀江さんは「予防医療」に関する著書もあります!書評はこちら→“知っているかどうか”が、生死を分ける【読書評】『健康の結論』
本書を読んで自分がどう行動するか(アクションプラン)
- 全力で「自分時間」を生ききる、自分に対してウソをつかない生き方をすると決意する
- ニュースアプリを3つダウンロードする
- 睡眠時間を7時間確保し、残り時間にエネルギーを注ぐ
- 面白そう、やってみたいと思ったものに手を付ける
まさしく、“Time is Life、時間は人生そのもの”。読了後は、今すぐやりたいことを始める衝動に駆り立てられること間違いありません。
あなたは、“余計なことを考える暇がないくらいに、自分の心が躍る予定だけで、時間をしっかりと埋め尽くして”いますか?
その答えに躊躇するなら、本書を読んで、真にやりたいことをやりきる人生を実現してください🍀
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社会派ブロガーとして有名なちきりんさんが書かれた著書も、「自分時間」を生ききることを痛感させられる一冊でおすすめです。