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【内向型人間と外向型人間】その違いはどうして?「3つの特徴」を理解し、ストレスフリーに生きる

こんにちは、大山ふみあき(@ThanksDailylife)です。

本記事では、

“おとなしい、引っ込み思案だ”と負い目を感じて、“このままの自分ではダメだ”と自己否定してきた内向型の人が、内向型を特徴づける3つの特徴を理解し、ありのままの自分を受け入れられる。

そして内向型ゆえの特徴を「武器」として活かすことで、ふだんの仕事や生活、人づきあいをストレスフリーに楽しんでいけるようになる

情報をお届けします。

 

「外向型/内向型」という性格は、生まれ持った気質であり、どちらが優れる、あるいは劣るものではありません。

身長が高い/低いのと同じように、人それぞれの「違い」です。

 

「違い」は、その使い方次第で「強み」となります。

ですので「内向型」は克服すべき欠点ではなく、それを「強み」として活かすことで、より自分らしく能力を発揮できるようになります。

 

さらに自分を知り、自分を大切に扱えることで、相手も認め、相手を大切にできるようになる。

そうしてお互いに理解し、尊重しあえることが、多様な個性を発揮した、誰もが生きやすい社会につながると思うのです。

「内向型/外向型」それぞれがとりやすい行動の違い

はじめて人間を内向型と外向型に分けたのは、分析心理学の創始者として知られる精神科医・心理学者のカール・グスタフ・ユング

今から約100年前、ユングは「思考や空想など自分の内面に関心を持つ」内向型人間と、「他人やモノなどの外の世界に関心を持つ」外向型人間とを区別しました。

 

それ以来、人間の性格特性についての研究が進み、内向型と外向型の違いについてより多くのことがわかってきました。

ふだんの行動に現れやすい、内向型/外向型の特徴を以下にあげます。

自分やまわりの人と照らし合わせながら、読んでみてください。

内向型人間の特徴

  • 自分ひとりもしくは2,3人の親しい人で過ごすのが好き
  • 最低限の信頼する友人・知人と親密につきあう
  • 初対面の相手との対話や、意図のない雑談が苦手
  • 話したり、行動したりする前に、よく考えることが多い
  • 電話(会話)よりもメール(文章)のほうが考えを伝えやすい
  • まわりをよく観察していて、慎重に行動する
  • たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは休息をとりたい
  • 聞き役になることが多いが、自分にとって重要なテーマについてはたくさん話す
  • うるさい場所や刺激の多いところは精神的に疲れやすく、苦手

など

外向型人間の特徴

  • 大人数でいる、ものごとの中心にいるのが好き
  • 知り合いが大勢いる
  • 初対面の相手と話すのも苦にならない
  • 前もって考えなくても、すぐに話したり行動したりできる
  • 饒舌で、聞き手になるよりも話し手になることが多い
  • 活発に過ごした後は高揚し、もっと何かしたいと思う
  • たいてい元気いっぱい
  • 単調なことや刺激の少ない環境には飽きてしまう
  • マルチタスクが得意

など

「内向型/外向型」を特徴づける3つの違い

では、上に書いたような「内向型/外向型」の行動パターンの違いは、どこから来るのでしょうか?

「内向型/外向型」を特徴づける3つの違いがあります。

 

これを知ると、内向型のとる行動一つひとつに“だからかー!”、“それなら仕方ないよね”と納得できるでしょう。

自分の持って生まれた気質に納得できると、それは自分の意思と努力で打ち消していくものではなく、愛すべき自分の個性の一つだと思えてきます。

今回は『内向型を強みにする』を参考に、内向型の人と外向型の人を特徴づける「3つの違い」をみていきましょう。

【内向型/外向型の違い①】エネルギーをどこから得ているか?

内向型人間に関する研究の第一人者で、心理療法士のマーティ・O・レイニー氏は、内向型の人と外向型の人のもっとも明らかな違いは、そのエネルギー源にある。どこからエネルギーを得ているかの違いを、次のように述べています。

内向型の人の最も顕著な特徴は、そのエネルギー源である。

内向型の人は、アイディア、感情、印象といった自身の中の世界からエネルギーを得ている。

彼らはエネルギーの保有者だ。

一方、外向型の人は、

外の世界、つまり、さまざまな活動や人や場所や物からエネルギーを得ている。

彼らはエネルギーの消費者なのである。

 

またそれぞれのエネルギー源の違いを「充電式バッテリー」と「ソーラーパネル」に例えているのがおもしろいです。

内向型の人は、充電式のバッテリーに似ている。

彼らにはいったんエネルギーを使うのをやめて、充電のために休息を取る必要がある。

この休息をもたらすのか、刺激の少ない環境だ。

それは、エネルギーを回復してくれる。

一方、外向型の人は、

ソーラーパネルに似ている。 

彼らにとってひとりでいること、あるいは中にいることは、暑い雲の下で生きているようなものだ。

太陽電池板は、充電のために太陽を必要とする。

つまり外向型人間には、外に出て、人と交わる必要があるのだ。

 

いかがでしょう。

きっとあなたにも思い当たる節があるのではないでしょうか。

私も多いにあります。

頭の中でよく考えているし、「声」が飛び交っています。

たとえ楽しいイベントであったとしても、その後にはひとりになる時間が必要です。

でないとフラフラになって動けなかったり、頭がいっぱいで精神的に落ち着かなかったりするのです。

【内向型/外向型の違い②】刺激に対する反応

内向型の人と外向型の人の違いの2つ目は、「刺激」に対してどう反応するかです。

「刺激」とは、私たちがまわりの環境から受けとるあらゆる情報であり、目にするモノ、聞こえる音、におい、感じるものなどがあります。

刺激は、自覚しているかどうかにかかわらず、私たちの心と身体の状態に影響を及ぼしています。

 

外向型の人はさまざまな刺激の中で活気づくのに対し、内向型の人は一つの刺激を深堀りします。

 

そもそも内向型の人は外からの刺激がなくても、ふだんから思考や感情、インスピレーションなど精神活動が盛んです。

また一つひとつの刺激に対する感度(感受性)が高く、敏感に反応しています

 

そこにプラスして外からのたくさんの刺激が加われば、すぐに刺激過多でキャパオーバーになります。

ただ人のそばにいるだけや、外に出るだけで刺激過剰となってしまうこともあります。

 

そのため内向型の人はよく、自分でも気づかずに、過剰な刺激を受けないよう外からのインプットを制限していることもあります。

内向型の人が仕事で結果を出したり、イベントを楽しんだりするには、1つか2つの分野に焦点を絞ることが肝心。

でないとすぐに圧倒されてしまい、ヘトヘトになったり、立ち向かう気力を失ったりしてしまいます。

【内向型/外向型の違い③】情報や経験に対するアプローチ:「広く浅く」か、「狭く深く」か。

内向型の人と外向型の人の違いの3つ目は、情報や経験とどのように向き合っているかです。

レイニー氏は、

外向型の人は、多くの経験をしたがるが、内向型の人は経験したことについて多くを知りたがる。

と表現しています。

 

つまり、外向型がひろく浅く「量」を求めるのに対して、内向型はせまく深く「濃さ」を求めます。

 

外向型はさまざまな情報や新しい経験を得たいと望み、単調なことには飽きてしまいます。

一方で内向型は、自分の興味ある分野や焦点をしぼって、そのテーマをとことん探求するのを好みます。

 

人づきあいにおいても、外向型の人は「広さ」を好み、大勢の友だちの輪の中にいます。

一方で内向型は、友だちは少ないかもしれませんが、より親密なつきあい方をします。

「本来の居場所」に身をおいてこそ、力を発揮できる

内向型の人と外向型の人がそれぞれとりやすい行動や考え方の特徴と、その特徴を生み出す3つの違いについてご紹介しました。

 

では、そのような特徴、違いを生み出す脳・神経のはたらきを理解して、ふだんの仕事や生活をどのように工夫していけばよいのでしょうか?

 

ユングは、人にはみな、いちばん力を発揮できる「本来の居場所」がある。「本来の居場所」以外で活動するのは−あたかも右利きの人が一日中、左手で字を書いているような−必要以上のエネルギーを必要とし、新たなエネルギーを生み出すことはないと結論づけています。

 

つまり内向型の人には内向型の、外向型の人には外向型の力の活かし方と、それを活かせる場所がある。

自分の性格特性にぴったりな居場所に身を置いていくことで、ストレスフリーに過ごせ、かつ成功していく近道であろうと思います。

 

例えば内向型は、得られた情報や経験の一つひとつを“深める”のが得意です。

1つか2つに絞ったジャンルで、じっくりと考えたり、多角的な視点で可能性を模索したりする働き方があっているでしょう。むしろスピード重視で、次々に新しいことに移っていくような働き方はそぐわないでしょう。

 

人づきあいでは、初対面の人が集まって人脈を広げるような交流会やイベントに参加するよりも、信頼できる少数の人と(あるいは、そこからの紹介で)仲を深めていくスタイルが合っています。

 

ただ、自分の性格特性にあった居場所を選ぶとはいっても、その枠の外に出てはいけないということはありません。

いつもいつも枠にハマってばかりでは、予想もできない人生の豊かさや感動と出会う機会にも恵まれません。

 

内向型/外向型に代表される性格特性は、約50%が遺伝的要因で決まり、残り半分は後天的な環境や経験で決まります。

また誰もが完全に両極端な傾向を示すわけではなく、ほとんどの人が内向性と外向性の連続するスペクトルのどこかに位置します。

グラデーションがあるし、ある程度の範囲で変化することもできます。

 

実際に内向型の人は、自分が価値をおく大事なものごと(=コアパーソナルプロジェクト)においては外向的に振る舞えることがわかっています。

そこで内向型の人は、本は内向型が活かせる戦略をとりつつ、時と場合に応じて自分の枠を広げるようなチャレンジも楽しむスタンスでいるのがよいと思うのです。

むすびに

いかがでしょうか。

今回は「内向型/外向型」の性格による、それぞれの行動や考え方の特徴と、その特徴を生み出す3つの違いについてご紹介しました。

内向型は生まれ持った気質のひとつであり、それをネガティブにとらえて負い目を感じたり、克服しようとしたりする必要はありません。

内向型が「強み」として活かせる場所に身をおき、やり方を工夫していくことで、仕事や生活、人づきあいをもっと自分らしく楽しんでいくことができます

 

本記事が、これまで自己否定してきた内向型の人が、「私は、この私でいく!」と受け入れられて、前向きに進んでいけるヒントになればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

そのほかご質問や気になることがあれば、こちらのLINEからお気軽にご連絡ください。

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参考書籍

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