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【内向型のシゴト術】内向的な人が落ち着いて集中できる『スイートスポット』の見つけ方

こんにちは、大山ふみあき(@ThanksDailylife)です。

本記事では、

「自分のやることに集中して仕事を進めたい」けれど、まわりの音や人の様子が気になって、気が散りやすい。

ざわざわした環境にいると心が落ち着かなくて、イライラしやすい。

そうした「内向的」な人が、自分らしく働き、ベストパフォーマンスを発揮できるようになる!「場所・環境(スイートスポット)」の選び方

をお伝えします。

 

本記事をお読みいただき、ふだんの働き方で実践することで、

  • 仕事中のストレスが減る
  • 自分のやることに集中できる
  • 質の高い成果を出せる

ようなメリットがあります。

 

ぜひあなたらしく、生き生きと働けるようにお役立てください。

内向型はベストパフォーマンスを発揮できる「場所・環境」を選ぼう

オープンスペースの罠

最近のオフィスでは社員同士のコミュニケーションを活発にし、チームワークを高める目的で、社員の自席が決まっていないオープンスペースが増えてきているといいます。

 

ですが多くの研究では、オープンスペースは集中力が下がり、生産性が15%落ちる。

免疫力が下がり、何かしらの病気になりやすいことが報告されています()。

 

そもそも人も含めて、多くの生きものは、まわりの環境に応じて自分の生理的な状態を変えながら生きています。厳しい自然環境のなかを生き抜くためです。

絶えず人が行き来したり、あちこちで議論が行われたりしているオープンスペースでは、生理的に緊張状態が続き、リラックスすることができません。

自分にとって1番、居心地のよい『スイートスポット』

ベストパフォーマンスを発揮するには、「最適な覚醒レベル」でいる必要があります。

ほどほどに緊張し、ほどほどにリラックスできている状態で、その按配は人それぞれ。

 

覚醒レベルを最適に保てる環境では、目の作業に深く集中したり、思索を深めたりすることができます。

一方で、最適な覚醒レベルを外れると、不安になったり、逆に退屈したりして、パフォーマンスが下がってしまいます

人が最適な覚醒レベル−自分にとって一番、居心地よい状態−でいられる環境を『スイートスポット』といいます

「スイートスポット」は、内向型に関する著書が有名なスーザン・ケインによって提唱されています。

自覚しているかどうかにかかわらず、あなたの脳や神経系は外からたくさんの情報をとり入れ、いちいち処理しているのです。

ですので、どんな環境に身をおくかによって、あなたの心の状態や、発揮できるパフォーマンスが左右されることに気を配りましょう

落ち着いて、深く集中できる「スイートスポット」を見つけよう

とくに内向的な私たちは、外向的な人以上にまわりの刺激(情報)に敏感。良くも悪くも環境からの影響を受けやすいです。

心理学的には、「環境感受性が高い」といいます。

とくに何もしていないのに、外に出ると疲れる。楽しくおしゃべりした後でもグッタリしている、といった経験があるでしょう?

 

私たちはスイートスポットでいられるとき真に自分らしく、ほどよい緊張感と集中力を保ち、ベストパフォーマンスを発揮します

ですのでいち早く自分にとってのスイートスポットを見つけ、そこで過ごす時間を増やすことが、内向的な人がシゴトで成果を出す秘訣といえるでしょう。

活動するための最適な「刺激レベル」が人によって異なると理解しよう

性格特性のひとつである「内向型/外向型」は生まれつき脳のしくみに違いがあり、内向型と外向型とでは活動するための最適な「刺激レベル」が大きく異なります。

「刺激」とは、私たちがまわりの環境から受けるあらゆる情報であり、目にする人やモノ、聞こえる音、におい、感じるものなどがあります。

刺激は、私たちの心と身体の状態に影響する力を持っています。

 

著名な心理学者のハンス・アイゼンク(Hans Jurgen Eysenck)は、人間は強すぎもせず弱すぎもしない「最適な」レベルの刺激を求めている。外向型の人は内向型の人よりも強い刺激を好む、と主張しました。

どういうことかというと、

内向型はふだんの覚醒レベルが高いので、レベルを下げようとして強い刺激を避けようとする。

一方、ふだんの覚醒レベルが高い外向型は、レベルを上げようとして強い刺激を求める傾向にあります。

 

それを実証した実験があり、

外向型の人と内向型の人に単語ゲームをするように指示する。ゲームは難しく、試行錯誤を重ねて鍵となる原理を見つけなければならない。

その最中に、ランダムに雑音が聞こえてくれるヘッドホンをつける。ヘッドホンの音量は自分にとって「最適な」レベルに合わせるように言われている。

その結果は、平均して、外向型の人は72デシベル、内向型の人は55デシベルだった。

自分が選択した雑音レベルの時に−外向型は高く、内向型は低く−両タイプ同じ程度に覚醒した。単語ゲームの結果も同程度だった。

*『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』より

騒音レベルの目安として、70デシベルは掃除機・騒々しい街頭、50デシベルはエアコンの室外機・静かな環境です。日常生活で「静かだ」と感じるのは45dB以下です。

内向的な人が本来の力を発揮するのに、いかに静かな環境にいるのが大事かがわかりますよね。

 

一方で、自分にとって「最適な」刺激レベルを外れると、パフォーマンスが下がってしまいます

先ほどの実験の続きで、

内向型が外向型の好む雑音レベルで、あるいはその逆で、ゲームをすると、全く違う結果が出た。

内向型は高レベルの雑音で覚醒されすぎて、単語ゲームの結果が悪くなり、5、8回で成功できたものが9.1回かかった。

外向型の人は静かな環境では覚醒が低すぎて、5、4回で成功できたものが7.3回に増加してしまった。

*『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』より

 

自分にとって最適なレベルの刺激がある状況でこそ、ベストパフォーマンスを発揮することができると肝に銘じておきましょう。

ベストパフォーマンスを発揮できる「スイートスポット」の見つけ方

内向的な私たちがベストパフォーマンスを発揮できる「スイートスポット」は、どのように見つければよいのでしょうか?

以下のような条件を満たすように、あなたが心地よいー不安にならず、退屈もしないー状態でいられるところを探すのがオススメです。

  • モノがごちゃごちゃしていないか
  • 物音や着信の音が気にならないか
  • プライバシーが保たれるか
  • 嫌なニオイや、“感じ”がしないか
  • やたらと人に話しかけられないか など

 

会社に勤めていると、いつもいつも個室で作業できるという人は少ないかもしれませんが、じっくり分析したり、重要な資料をつくったりする作業には会議室を借りるなどできないか、交渉してみましょう。

 

スイートスポットは私の場合は、静かなカフェ(隣との間仕切りがあるスペース)、緑のある公園のベンチ、ホテルの部屋などですね。

できればプライバシーの保たれた個室が理想なのですが、外出先では「ノイズキャンセリングイヤホン」を使うようにしてからは、ぐっと集中を高められるようになりました。

しんと静まった世界が心地よいので、ぜひ一度お試しください。

「スイートスポット」での働き方が、あなたの未来をつくる

私はこの記事を出張先のホテルの一室で書いています。

これが気持ちいいくらい集中できるので、改めて「スイートスポット」の大切さを実感しています。

 

「スイートスポット」はあなただけの空間で、思う存分、自分の世界にひたることができます。

  • 集中して作業する
  • 立ち止まって、ふり返る
  • 将来のことをじっくり考える
  • 自分の内面を見つめる
  • ぼーっとする

など、今あなたが時間をかけたいことに、丁寧に向き合っていただくのをオススメします。

 

こうした一人の時間を過ごすことによって、あなたの頭のなかではたくさんの情報が整理され、深く処理されます。

ときどき、こうした“熟成”の時間を設けることで、あなたは本当の自分らしく生き生きと働くことができます

ぜひ実践してみてください。

むすびに

いかがでしょうか。

今回は「自分のペースで集中してシゴトをしたい」けれど、まわりの音や人の様子が気になって、気が散りやすい。

ざわざわした環境にいると心が落ち着かない。

そうした「内向的」な人が自分らしく生き生きと働き、ベストパフォーマンスを発揮できる「スイートスポット」の見つけ方をご紹介しました。

ぜひふだんの働き方で取り入れていただき、理想のシゴトを築いていきましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本記事があなたが「本当の自分」と出会い、その才能や価値を活かして輝く一助となればうれしいです。

そのほかご質問や気になることがあれば、こちらのLINEからお気軽にご連絡ください。

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【参考書籍】内向型を理解し、その才能を発揮して働けるオススメ本

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