こんにちは、大山ふみあき(@fumiakioyama)です!
学校や仕事の休日、ゆっくりくつろごうと思っていたのに、頭がズキンズキンとしだして、休めない。なんてことがありませんか?
いま日本には4,000万人、3~4人に1人が頭痛持ちだといわれます。
一口に頭痛といっても、いくつかの種類があって、原因や対処法が異なります。
とくに今回は、「休日になると現れる、ひどくなる」頭痛の原因と対処、予防法についてご紹介。
ふだんの生活ですぐにとり入れられることなので、ぜひご活用ください。
こんな方に読んでいただきたい内容👇
- 休日になると痛みがひどくなる
- ズキンズキンと脈打つような痛みがある
- ふだんからストレスが大きい
- 慢性的に頭痛があって、薬が手放せない
「休日にひどくなる頭痛」の正体は?
頭痛の2タイプ
頭痛はおもに2つのタイプに分けられます。
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
「緊張型頭痛」は頭の横の筋肉や、首肩まわりの筋肉が緊張することで起こります。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されてあらわれる痛み。
パソコン作業などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすいです。
一方、「片頭痛」はこめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。
頭の片側だけが痛いとは限らず両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることもあります。
“休日になると痛みがひどくなる”頭痛は、「片頭痛」です。
【片頭痛】ズキンズキンと脈打つ症状が特徴
「片頭痛」はこめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。
頭の片側だけが痛いとは限りません。両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることも。
ズキンズキンとした発作は数時間から長いときは3日ほど続くこともあり、週に2回からひと月に1回といった頻度でくり返されます。
「片頭痛」の特徴は、体を動かして頭の位置を変えると痛みが増幅すること。
また頭痛以外に吐きけ、嘔吐、下痢などを伴うこともあり、光、音、におい、気圧や温度の変化に対し敏感になることも特徴です。
【片頭痛】原因は「ストレス」と「生活リズムの変化」
「片頭痛」の原因は、脳の血管が急激に広がること。
縮んでいた脳の血管が異常に広がることで、まわりの神経(三叉神経など)を刺激し、炎症がおきて痛みます。
その炎症物質がさらに血管を拡張するという悪循環。
では、なぜ縮んでいた脳の血管が急激に広がってしまうのか?
その原因は、2つあります。
ストレスからの反動
まず、ふだんの「ストレス」。
ひとはストレスを感じると、交感神経(自律神経のひとつ)の働きが活発になり、セロトニンが多く分泌されます。
交感神経やセロトニンは血管をひきしめる働きをもつもの。
そのためストレスの強い人や忙しく過ごしている人の血管は、ふだんから縮こまり気味。
そして休日になり、心のストレスから開放されると、一気に血管が広がって頭痛が起こります。
ふだんの緊張状態から、「反動」「揺れ戻し」のようなものですね。
生活リズムの変化
次の日が休日だと夜ふかししたり、朝寝坊したりしていませんか?
ふだん忙しくしているので、休みの日くらいダラダラしたり、ハメを外したりしたくなる気持ちはよくわかります。
でもこうした「生活リズムの変化」や「寝すぎ(寝不足)」が、片頭痛を悪化させる原因です。
夜ふかししたり、朝寝坊したりといった生活リズムの乱れは、「自律神経」のバランスを崩します。
自律神経は一日の周期で血管や内臓の働きをコントロール。
なので、自律神経のバランスが崩れると、血管がしなやかさを失い、頭痛を起こします。
その他にも空腹、疲労、光や音の強い刺激、女性ホルモンの変動なども、「片頭痛」の誘引です。
対処法|ズキンズキンと痛くなったときに
頭痛の発作が起きたときに、少しでも痛みをやわらげる自分でケアする方法をご紹介します。
冷やす(アイシング)
氷のうやアイスパックで痛むところを冷やしましょう。
冷やすのは血管を収縮させる効果があります。
広がって神経を圧迫している血管をひきしめ、痛みをやわらげます。
冷やすときには、氷のうをタオルなどで包んで、冷たさを調節しましょう。
キンキンに冷やすよりも、「ほんのり冷たくて気持ちいい」程度が理想です。
安静にする
片頭痛になると、ちょっとした音や光、においにも敏感に反応してしまい、気が休まらなくなります。
痛みがひどくなりそうなときには、暗めの静かな部屋で休むようにしましょう。
“せっかくの休日だから、いろいろやりたい”と思うかもしれませんが、痛み止め薬を飲んでまでがんばるのはNG。
片頭痛はふだんのストレスからの解放なので、まずはゆっくりカラダを休めましょう。
コーヒーや紅茶、緑茶を飲む
コーヒーや紅茶、緑茶に含まれる「カフェイン」は血管をひきしめる作用があります。
広がって神経を圧迫していた血管をひきしめ、痛みをやわらげます。
ただ、ふだんから勉強や仕事でカフェインをとってがんばっている方は、カフェインが効きづらくなっています。
あくまでも痛みがひどいときに適量(カップ1,2杯)を飲むようにして、ふだんは控えておくのがよいでしょう。
熱いシャワーをあびる
寝すぎて、頭がぼんやりしたり、気だるかったりするときには熱いシャワーをあびましょう。
緊張感が抜けすぎるのも、血管を広げ、頭痛の原因に。
熱さの刺激によって血管がひきしまり、症状をやわらげます。
予防法|休日に頭痛をひどくしないために
休日以外にもリラックスできるときをつくる
ふだん忙しさやストレスが溜まっていると、血管が縮こまって、その反動で頭痛を起こしやすくなります。
休日以外にもホッとしたり、リラックスしたりする時間をつくりましょう。
例えば、水曜日は学校や仕事を終えたら、まっすぐ帰って早めに休むとか。
また、日ごろから寝不足にならないように。
睡眠は脳を休め、細胞の修復・回復を促す貴重なとき。
まずは6〜7時間ぐっすり寝て、クリアな頭で勉強や仕事に取りくんだほうが効率よくなります。
休日でも早寝早起きする
血管の広がりやひきしめを調節する自律神経は、体内時計と連動して働いています。
体内時計がズレると、頭痛がおこりやすくなります。
休日であってもいつもと決まった時間に寝て、起きるようにしましょう(ふだんから6〜7時間の睡眠がとれているのが大前提)。
どうしても寝不足でもっと眠りたい方も、寝だめは2時間以内にとどめるのが賢明。
昼寝をするなら14時までに、30分間程度で済ませておくと、頭がスッキリして、体調が整います。
運動する
ふだんから運動したり、こまめにカラダを動かしたりする習慣をつけましょう。
運動は全身の血行をよくし、血管のしなやかさを保つのにピッタリ。
適度な(軽い〜ややきついくらいの)運動は自律神経を整え、ストレス解消にもなります。
忙しい方でも、ウォーキングやストレッチなど、できることからカラダを動かす機会を増やしてみてください。
むすびに
いかがでしょうか?
“休日になるとひどくなる”頭痛の原因と対処、予防法をご紹介しました。
根本は「ストレスコントロール」です。
痛み止めで抑える、のではなく、ふだんからぐっすり寝る、しっかり食べる、運動することでストレスをしなやかに受け流しましょう。
きつい痛みから解放され、心地よい休日を過ごせるよう願っています🍀
*慢性頭痛診療ガイドラインでは頭痛を予防するサプリメントとしてフィーバーフュー、ビタミンB2、マグネシウムなどがあります。
頭痛知らずの体質改善へ、効率よく摂取するのにサプリメントを活用するのもよいでしょう。
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