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「予防」を知れば,不安を減らせる!

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「予防」を知れば,不安を減らせる!
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「健康は資本である」と,よくいわれます.

仕事や趣味にしても,やりたいこと打ち込みたいことがあるとき,やはり身体が土台になるからです.やりたいものが見つかったときに健康を害していて,思うようにできなくなってしまうのは悲しいものです.

少子高齢化の影響で社会保障費は増大し,このままでは社会が立ちゆかなくなっていくと警鐘が鳴らされています.予防によって社会保障の需要を低下させる必要もあります.

やはり自分の生活,人生をより良く生ききるためには,“自分の身は自分で守る”のが肝腎です.

*「防げる死を防ぐ」ためには,正しい情報を知っておくことが大切です.こちらもご参考ください→知っているかどうかで,生死が分かれる.<読書評>健康の結論(堀江貴文,予防医療普及協会)

 

「認知症予防のための脳トレ」「歯周病予防でいつまでも美味しく食べる」「職場での腰痛予防ストレッチ」「コーヒーには発がん予防効果がある」「インフルエンザの予防接種」…身の回りには,「予防」に関する情報や対策がうたわれています.

あなたはきちんと「予防」のこと理解していますか?闇雲に健康法を実践すればよいというわけではありません.身体に良くないとわかっていながら,ときには食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることもあるでしょう.年齢によって実践に適した内容も異なります.

今回は,「予防」について整理し,あなたに合った予防法を考えていきます.

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「予防」の定義

「予防」を辞書でひくと,“病気や災害などが生じないように注意し,前もって防ぐこと(大辞林 第三版) ”とされます.「前もって防ぐ」には,この先にどんな危険やリスクが潜んでいるのかを知っておく必要があります.将来のリスクを知ることも含めて,予防には次の3段階があります.

  1. 一次予防:健康なとき,平時からの心がけ
  2. 二次予防:病気や障がいの発生には至っていないが,リスクが高い状態で対策する
  3. 三次予防:病気や障がいの発生から重度化するを予防する

すでに現在,病院を受診して診断名を告げられているのか,会社の健康診断で注意するよう促されたのか,身体のことを何も気にすることなく過ごしているのか.現在のあなたが置かれた状況によって,実践するべき予防法は異なってきます.

ライフサイクルに応じた「予防」

年齢層(ライフステージ)によって予防の対象となる疾病や症候群,望ましい健康行動は異なります.ライフステージによって心身に訪れる特徴と,その予防を以下に挙げます.

また健康増進法に基づく「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」(厚生労働省)には,わが国における健康水準の現状や展望,世代や地域における健康促進の指針が示されています.

ライフステージに応じた特徴と予防

ライフステージによって心と身体に表れる変化は異なり,また社会的な役割も変化してきます.その変化に戸惑うこと声も少なくありません.しかし「昔は〜だったのに」「歳のせいだ」と嘆いても始まりません.

今の変化と将来のリスクを知ったうえで,いまから適切に予防することでスムースな成長や老いを重ねていけるのではないでしょうか.

「予防」に関わる制度

“すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する”というように,日本国憲法25条1項には生存権が規定され,私たちの健康な生活を支えるために法整備がなされています.

各ライフステージでの保健・福祉制度や健康増進施策,保険制度についてご紹介します.

親子の保健

健やか親子21(第2次)」(厚生労働省,2015年)では,10 年後に目指す姿を 「すべての子どもが健やかに育つ社会」として,すべての国民が地域や家庭環境等の違いにかかわらず,同じ水準の母子保健サービスが受けられることを目指しています.3つの基盤課題(A〜C)と2つの重点課題(1,2)が設定され,活動が行われています.

A.切れ目ない妊産婦・ 乳幼児への保健対策,B.学童期・思春期から成人期に向けた保健対策,C.子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり.1.育てにくさを感じる親に寄り添う支援,2.妊娠期からの児童虐待防止対策.

学校保健

学校保健安全法(文部科学省,2011年)に基づき,児童・生徒への健康診断,健康教育や保健指導が行われています.また2016年4月からは,運動器の検診運動器の健康・日本協会)が行われています.

運動器検診では,従来からの「脊柱側弯症」に加えて,四肢のチェックもあります.オーバーユースによるスポーツ障害や姿勢不良・運動不足による運動器機能不全(“子どもロコモ”)がスクリーニングされます.

労働者の保健

労働安全衛生法(厚生労働省,2014年改正)に基づく「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」によって,働く人の心と身体の健康作りが推進されています.

高齢者の保健・福祉

高齢者の医療の確保に関する法律」(厚生労働省,2008年)によって,高齢者の健康と医療について国民の共同連帯の理念等に基づき,前期高齢者にかかる保険者間の費用負担の調整,後期高齢者に対する適切な医療の給付等を行うために必要な制度を設けられています.

結びに

病気や障がいの発生を前もって防ぐ「予防」について整理しました.

病気の発症の段階やライフステージによって,心がけるべき予防法が異なります.

いまのあなたが置かれた状況に応じて適切な予防を考え,健康につながる行動を実践していただければ幸いです.

やりたいことに熱中し,充実した人生のために.

 

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