こんにちは、大山ふみあき(@ThanksDailylife)です。
あなたはふだん、健康管理のために気をつけていることはありますか?
「withコロナ時代の健康管理に関する調査」によれば、体調・健康管理について55.3%が「自信がない」と回答。
また体調・健康管理の不満や不安があるかの問いに72.0%が「不満や不安がある」と回答されています。
さらに46.4%がメンタルヘルスの不調を感じているという結果も気がかりです。
*参考:https://neo-m.jp/investigation/2580/
新型コロナウイルス感染症の流行によって、自身の体調や健康管理に不安を感じたり、意識を改めたりした人も多かったのではないでしょうか。
薬やワクチンが効かない病気があるとわかり、ますます「予防」の大切さがいわれています。
ですが、「予防」について正しく理解されているでしょうか?
対象者や段階によって予防の考え方や手段も変わります。
今回はわかりそうで、あいまいでもある「予防」の中身について整理してご紹介します。
これを知っているかどうかで、「自分のカラダを自分で守れる」か否かが決まりますので、ぜひ最後までお読みください!
*本記事の概要はこちらのツイート⏬
「悪くなったら治してもらえばいい」では済みません.精神的・身体的苦痛に加え,経済的・社会的な損失も伴います.
“病気にならない生き方”,“自分で自分の健康を守れる生き方”を実践していただきたいと願います.それは,自然治癒力が最高に働く状態であり,最高のパフォーマンスを発揮できます!
— 大山ふみあき@健康でストレフリーな人生のつくり方 (@ThanksDailylife) October 5, 2018
やっぱり、カラダが資本
仕事に打ち込む、家族やパートナーと楽しい時間を過ごす、自分の好きなことに没頭する…
やりたいことを存分にやりきれる「土台」はカラダ。
健康を害したせいで、やりたいことを躊躇してしまうのは悲しいですよね。
あなたらしく幸せな人生を手にするために、自分のカラダは自分で守りましょう!
実業家で最新のサイエンスにも詳しい堀江貴文さんも著書『健康の結論』のなかで、好きなことをやりきるために「予防」に行きついたと語っています。
【予防】そもそもどういう意味?定義は?
- 認知症予防のための脳トレ
- 歯周病予防でいつまでも美味しく食べる
- 職場での腰痛予防ストレッチ
- コーヒーには発がん予防効果がある
- インフルエンザの予防接種 など
身のまわりには、「予防」をうたう情報や商品がたくさんあります。
ですが闇雲に健康法を実践すればよいというわけではありません。
まずは誰の、いつ、何のための予防なのかをご理解ください!
「予防」とは
体調・健康管理でいう「予防」は病気やケガをしないように注意し、前もって防ぐこと。
そして「前もって防ぐ」ためには、“この先にどんな危険やリスクが潜んでいるのか”を知っておかなければいけませんね。
将来のリスクをふまえて、予防には次の3つの段階があります。
- 一次予防:健康なとき、平時からの心がけ
- 二次予防:病気や障がいの発生には至っていないが、リスクが高い状態で対策する
- 三次予防:病気や障がいの発生から重度化するを予防する
現在あなたの状況が、すでに病院を受診して診断名を告げられているのか、会社の健康診断で注意するよう促されたのか、カラダのことを何も気にすることなく過ごしているのか。
その置かれた状況によって実践すべき予防法が変わります。
もちろん3段階のうち、できるだけ早期から対策しておく(そもそも病気やケガをしない)のが大事です!
【予防】ライフサイクルに応じた特徴と手段の違い
ライフステージによって気をつけるべき病気やケガ、望ましい予防法は異なります。
それが以下の表⏬
ぜひあなたやご家族の年齢層と照らし合わせてチェックしてみてください。
ライフステージによって心とカラダに表れる変化は異なり、また社会的な役割も変化してきます。
その変化に戸惑うこともあります。
でも「昔は〜だったのに」「歳のせいだ」と嘆いてもはじまりません。
現在の変化と将来のリスクを知ったうえで、いまからきちんと予防することで、生涯にわたってハッピーを続けていけます!
「予防」に関わる制度
“すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する”というように、日本国憲法25条1項には生存権が規定され、私たちの健康な生活を支えるための法整備があります。
そこで各ライフステージで活用できる保健・福祉制度や健康増進施策、保険制度についてご紹介します。
親子の保健
「健やか親子21(第2次)」(厚生労働省、2015年)では、10 年後に目指す姿を 「すべての子どもが健やかに育つ社会」として、すべての国民が地域や家庭環境等の違いにかかわらず、同じ水準の母子保健サービスが受けられることを目指しています。
3つの基盤課題(A〜C)と2つの重点課題(1、2)が設定され、活動が行われています。
【基盤課題】
- A 切れ目ない妊産婦・ 乳幼児への保健対策
- B 学童期・思春期から成人期に向けた保健対策
- C 子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり
【重点課題】
- 育てにくさを感じる親に寄り添う支援
- 妊娠期からの児童虐待防止対策。
学校保健
学校保健安全法(文部科学省、2011年)に基づき、児童・生徒への健康診断、健康教育や保健指導が行われています。また2016年4月からは、運動器の検診(運動器の健康・日本協会)が行われています。
運動器検診では、従来からの「脊柱側弯症」に加えて、四肢のチェックもあります。オーバーユースによるスポーツ障害や姿勢不良・運動不足による運動器機能不全(“子どもロコモ”)がスクリーニングされます。
労働者の保健
労働安全衛生法(厚生労働省、2014年改正)に基づく「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」によって、働く人の心と身体の健康作りが推進されています。
高齢者の保健・福祉
「高齢者の医療の確保に関する法律」(厚生労働省、2008年)によって、高齢者の健康と医療について国民の共同連帯の理念等に基づき、前期高齢者にかかる保険者間の費用負担の調整、後期高齢者に対する適切な医療の給付等を行うために必要な制度を設けられています。
むすびに
いかがでしょうか?
病気やケガをしないよう前もって注意する「予防」について整理しました。
体調・健康管理の段階やライフステージによって、それぞれふさわしい予防法があります。
いまあなたが置かれた状況に応じて適切な予防を考え、健康を維持する行動を実践していただければうれしいです。
やりたいことに熱中し、充実した人生のために🍀