こんにちは、大山ふみあき(@fumiakioyama)です!
理想のカラダづくりや競技パフォーマンスアップのためには、「食事」が大事ですよね。
ぼくもダイエットや体力づくりのサポートをさせていただくと、ほとんどの方が食事の重要性を理解しておられます。
“野菜をたくさん食べています”
“夜は白ごはんを抜いて、おかずだけにしています”
“筋肉のためにタンパク質はどれくらい摂ったらいいですか?”
といった「何を、どれくらい食べるか(食べないか)」についてのご意見や質問を多くいただきます。
ですが、「どのように食べるか」を見落としていませんか?
同じものを食べていても、その「食べ方」によって、代謝が上がりスマートになったり、逆に脂肪がついて太りやすかったりします。
そこで今回は、多くの人が失敗しがちな「太る食べ方」をご紹介。
もしあなたが今、“食事に気をつけているのに全然痩せない”と感じていたり、食べ方に自覚がなかったりしたら、ぜひ見直してみてください。
*本記事の要点はこちら⏬
【太る食べ方〜7つの習慣〜】
* 早食い
* 〜ながら食い
* “もったいない”食い
* 備え食い
* ストレス食い
* ○○制限(禁止食品がある)
* 〜ダイエット(食事内容の固定、偏り)このような食べ方は、食事量が増えたり(カロリーオーバー)、代謝が落ちたりしてダイエットにデメリットが多いです⚠
— 大山ふみあき@健康でストレフリーな人生のつくり方 (@ThanksDailylife) January 20, 2021
こんな「太る食べ方」は今すぐやめたい!
早食い
言わずもがな、「早食い」は太ります。
よく噛んでいないので食事の満足感が低く、食べ過ぎにつながります。
脳の「満腹中枢」が刺激され、“もうお腹いっぱい”と感じるまでには20分ほどかかるので、5分,10分とかで食べきってしまうと物足りない。
その結果、余分なおかわりや追加のデザートに走ってしまいます。
また「噛む」ことは酵素の分泌が高まる、消化の一過程。
よく噛まないで飲みこんでいると、胃腸に大きな負担をかけ、疲れや体調不良を招きます。
目安として「30回」は噛みたいですね。
ながら食い
スマホや雑誌を見ながら食事していませんか?
何かほかの作業をしながら食べていると、注意がそれて食べたことの満足感が下がります。
その結果、ついつい食べ過ぎてしまうことに。
忙しいからといって、“仕事をしながら”、“運転中に”食べるのもNG。
本来、食べたときには自律神経のひとつ、「副交感神経」が優位になることで消化吸収が進みます。
しかし仕事や運転をしながらだと交感神経が優位なままなので、消化吸収のブレーキに。
消化吸収がうまく進まないと、脂肪として蓄積され太る原因です。
食べるときは、食事に集中し、味わっていただきましょう。
もったいない食い
“お腹いっぱいだけど、あと少し残すのもキリが悪いから”、“せっかく外食にきたから、全部食べきらないともったいない”、“子どもが残しているから”と思って、口に運んでいませんか?
そのちょっとしたプラスカロリー分が積み重なるのが太る原因。
さらに、“お腹いっぱい”という自分の感覚以上に食べていると、食欲が乱れ、食べ過ぎがクセになってしまいます。
「はじめから小皿にとっておき、もっと食べたかったら追加する」とよいでしょう。
また外食では量に満足するのではなく、その味や雰囲気、体験を存分に味わうように意識を向けると満足感・幸福感が高まりますよ。
備え食い
仕事や用事で食事時間がズレてしまうこともありますよね。
そんなとき、“この後、お腹が空かないように前もって食べておこう”と思っていませんか?
空腹に備えて食べるのは食欲を乱し、太る原因。
食べ始める基準は、あくまであなたの「お腹具合」。
「お腹が空いてから食べる」のを意識すれば、食べ過ぎを防ぎ、自然とスマートなカラダをキープできますよ。
それに空腹時間がちゃんとあったほうが、消化吸収のサイクルが進み、代謝のよいカラダになります。
“朝から夜まで食べるひまがない”など、あまりに食事間隔が長い場合には「間食」を活用しましょう。
エネルギーになるおにぎりや、ビタミン・ミネラル類をとれるナッツなどがおすすめです。
「小分け」タイプのものだとちょっとつまんで、食べ過ぎを防げます。
ストレス食い
むしゃくしゃしているときに食べ出したら止まらなくなる経験がありませんか?
ぼくもあります笑
ストレスは食欲を乱し、食べるのに歯止めがきかなかったり、甘いものや脂っこいものを欲しやすくなったりします。
また「寝不足」も大きなストレスの一つ。
寝不足の翌日には食べる量が増えたり、ハイカロリーなジャンクフードが食べたくなったりします。
食べ過ぎが止まらなくて、いつも寝不足という方は、ぜひ睡眠習慣を見直してみてください。
○○制限(禁止食品がある)
糖質制限、グルテンフリーなどのダイエット法が流行。
ぼくも試したことがあり、たしかに速やかに体重が落ちました。
ただ長続きしなかったり、どっと疲れが出たりした経験があります。
食習慣は一生ものです。
がまんを伴う「禁止食品」があるのは、挫折やストレスの原因。
そのストレスの反動で食べ過ぎにつながります。
添加物や質の悪い(酸化した)脂質、過剰な糖分など、注意したいものもありますが、たまに食べる程度は大丈夫。
人のカラダはちゃんと、必要なものと不要なものを選別し、代謝・解毒するしくみが備わっています。
もちろん体質や病気の治療などで食べ物の制限がある場合は、専門の医師の指示に従ってください。
○○ダイエット(固定食)
“ランチは野菜とサラダチキン”、“ごはんの代わりにお豆腐を食べる”なんてしていませんか?
ある食品ばかりを食べ続けたり、置き換えたりするダイエット法がありますが、食べる内容が固定されてしまうのは代謝(エネルギーサイクル、カラダづくり)にとってマイナスです。
骨や筋肉、皮ふなどカラダのあらゆる細胞をつくるタンパク質は、さらに分解すると「アミノ酸」からなります。
アミノ酸は人の体内でつくられるもの(非必須アミノ酸)と、体内ではつくられないもの(必須アミノ酸)に分類。
11種類ある必須アミノ酸のどれが欠けてもタンパク質を合成できません。
そのため“いろいろな食材をバランスよく”食べることで、必須アミノ酸を補給するのが大事。
ごはん、おかず、汁ものなど彩りよく食べるのを心がけましょう。
むすびに
いかがでしょうか?
7つの「太る食べ方」をご紹介しました。
おさらいするとこちら⏬
- 早食い
- ながら食い
- もったいない食い
- 備え食い
- ストレス食い
- ○○制限(禁止食品がある)
- 〜ダイエット(固定食)
これらは食欲が乱れて食べ過ぎたり、代謝が落ちて太りやすかったりなど、ダイエットやカラダづくりの大敵。
ぜひ、あなたの食習慣をふり返っていただき、「何を食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」も心がけていただければうれしいです。
美味しいものをちゃんと味わっていただく。
そして食欲と代謝をうまくコントロールし、がんばらずに理想のカラダを手に入れましょう。