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「ゴールコンフリクト」の解消がカギ!『週40時間の自由を作る 超時間術(DaiGo)』書評・感想

こんにちは、大山ふみあき(@ThanksDailylife)です!

 

  • 運動をしたいけど、仕事もある
  • 貯金をしたいけど、欲しいものもある
  • ダイエットをしたいけど、ケーキも食べたい
  • 勉強しないといけないけど。もっと眠りたい

こんなふうに、ーあれもしたいけど、これもしなきゃ💦ー願望や目標が葛藤していませんか?

 

いくつもの目標や願望がぶつかりあってしまった状態を、心理学の用語で「ゴールコンフリクト」と呼びます。

その名のとおり、目標(ゴール)が衝突(コンフリクト)しあった状態。

 

ゴールコンフリクトこそが「時間がない」という不足感を生み出す最大の要因だと、『週40時間の自由を作る 超時間術(DaiGo著、実務教育出版)の著者はいいます。

 

故事には「二兎を追う者は一兎をも得ず」とありますね。

著者も、ぶつかりあう複数の目標を追いかける弊害を次のように述べています。

ゴールコンフリクトの悪影響が大きいのは、ぶつかった目標を無意識のうちにどちらも追いかけてしまうせいで、私たちのなかに焦りと不安の感覚が生まれてしまうからです。

いったん生まれた焦りと不安は、目標が達成されるまでふくらみ続けていき、そのプレッシャーが「時間不足」の感覚になっていきます。(62ページより)

 

あくまで、「自分がどう思うかに左右される」のがポイント。

自分が、「目標がぶつかっている」と思った時点で、時間感覚に悪影響−不安とあせり−が現れます

 

そこで自分の時間を取り戻すには、まずゴールコンフリクトを正すのが第一。

ゴールコンフリクトを解消するには、「ぶつかり合わないような目標の組み立て」をするんです。

あなたの中で衝突しあっている目標は?自分の「ゴールコンフリクト」を知る

目標の衝突

不安とあせりを生み出してしまうゴールコンフリクトを避けるために、まずは「どんな目標が自分の中で衝突しあっているのか?」を知ることから始めましょう。

ゴールコンフリクトには、次の3種類があります。

わかっているけどやらないコンフリクト

つい欲望に負けてしまうパターンで、もっとも多い。例:太るのはわかっているけどポテトチップスを食べてしまう

思い込みコンフリクト

勘違いや思い込みが原因で目標の衝突が起きてしまうパターン。例:(仕事で成功するには友人との遊びを減らすしかない

無知コンフリクト

知識が足りないせいで、本来は問題のないところにコンフリクトが見えてしまうパターン。

 

いかがでしょうか。

まずは、あなたの「目標」と、その目標達成に対する「障がい」を洗い出してみてください。

 

著者は目標を10個書き出し、さらにそのなかから重要だと思う5個を選ぶことを薦めています。

次に、それぞれの障害をコンフリクトのパターンに割り振ります(「コンフリクト・リスト」

あなたのコンフリクトのパターンがわかれば、それに応じた対策をとることができますよ。

コンフリクトリスト

ゴールコンフリクトを解消し、目標達成へ集中する方法

本書では、先にあげた3種類のコンフリクトに応じたそれぞれの対策が紹介されています。

今回は、「わかっているけどやらないコンフリクト」の対策をご紹介します。

「やるしかない仕組み」をあらかじめ作っておく

「わかっているけどやらないコンフリクト」の解消では、あらかじめ“やるしかない環境”に自分を追い込んでおくことが重要。

もっとも効果が高いのは「やるしかない仕組みを事前に作っておく」方法です。

原因がわかっているのに行動できないなら、自然と良い選択ができるように環境を整えておくしかありません。(66ページより)

 

本書では行動経済学者ダン・アリエリー博士の提唱する方法で、次のような方法が紹介されています(66ページより)。

  • コンフリクト例:健康的な食事をしたいけど、ついジャンクフードを食べてしまう。
    →解決策:健康商品の定期宅配を頼む。
  • コンフリクト例:貯金をしたいけど、つい欲しいものを買ってしまう。
    →解決策:預金口座へ自動で送金されるようにする。
  • コンフリクト例:運動をしたいけど、家でリラックスもしたい。
    →解決策:友人と定期的にジムにいく約束をする。



このようにちょっとした工夫で、自然と目標へ向かう仕組みを整えることができます。

行動経済学では、「アーキテクチャを作る」という考え方です。

 

アーキテクチャを作るコツは、次の3つ。

このコツを参考に、あなたの生活にも組み込める方法を探してみてはいかがでしょうか。

減らしたい行動は、実行に必要な手間を増やす

例:お菓子を戸棚の奥にしまっておく

増やしたい行動は、実行に必要な手間を減らす

例:ベッドの横にシューズを置いて、起きたらすぐにランニングに出られるようにする

もっとも増やしたい行動は、完全に自動化する

例:野菜の定期宅配を頼んで、野菜を食べる量を増やす



通勤のストレスに注意

“忙しい、時間がない”という不安、あせりを生む原因として「通勤のストレス」も関係します。

とくに長時間の移動や満員電車を利用する方には、通勤時のストレスは半端ないですよね。

 

通勤だけで疲れてしまって、いざ仕事になっても集中できない。

なかなか仕事がはかどらず、“時間がない”とあせってしまう。

そんな悪循環は避けたいところです。

 

実はこのような通勤のストレスに対して、メンタルの強い人と弱い人がいます

通勤に強い人と、通勤に弱い人とで差があるのが、「目的意識」

 

ハーバード・ビジネススクールの研究結果で、通勤に強い人は電車の中で仕事の準備をするなど、その日の目標に向かった作業を行っていることがわかっています。

いま自分は何のために職場に向かっているのか?

これから職場で何をしようとしているのか?

このような意識をもつことで通勤に意味が生まれ、辛かったはずの電車移動が有意義な時間に変わります。

そのお陰で、長い通勤でもメンタルを消耗せずにすむのです。(223ページより)

 

通勤時間にもメンタルを消耗しないように、自分なりの一日の「目的」を確認しておきましょう。

またスキルを生かして、在宅ワークできる仕事を探すのもアリですね。



究極的には、「時間を捨てる」

目標達成
本当に大事なやるべきことに集中すれば、目標達成できます!

 

時間感覚を正すことで、あなたの目的を明確にし、その目的に向かって一心不乱に進んでいくことを可能にします

“やることが多すぎる💦”のは、自分にとって本当に大事なものごとを選択できていない状態。

 

時間感覚を正して最終的には、「時間を捨てること」を目指そうと著者はいいます。

もはや時間に追われるプレッシャーから開放されて、自分のやるべき大事なことに全力集中できる境地

 

そうして一点集中するからこそ、成果も上がる。

成果が上がれば、物理的な時間にも余裕ができる。

できた余裕を使って、新しいチャレンジを継続する。

 

そんなグッドサイクルに乗っていきたいですね。

目標を達成するメンタルマネジメントとしても最適な一冊です。

こんな方にオススメ

本書は次のような方にお読みいただくと、時間に追われるストレスから解放され、本当に自分の成し遂げたいことで成果を上げられます。

  • いくつものプロジェクトや仕事を抱えて、なかなか捗らない
  • 健康のために運動をしたいけど、仕事が忙しくて続かない
  • 将来のために貯金したいけど、今すぐ欲しいものがある
  • ダイエットしたいけど、好きな食べ物を我慢するのはイヤ
  • 資格の勉強をしたいけど、子育てや家事に追われてしまう
  • いつも家族やパートナーの用事を優先してばかりで、自分の時間をとりたい など

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もともとぼくも、いくつもの「やりたいこと」「やるべきこと」を抱えて、どれも中途半端に終わっていました。

例えば、

  • 家族と一緒の時間をゆっくりしたい
  • ブログを書きたい
  • 運動のためにジムに行きたい
  • 職場で抱えている仕事(時間外)を早く済ませたい など

その対策として、「一つのタスクをこなす時間と場所を決める」ことにしました。

例えば、「就業後の1時間はカフェでブログを執筆する」。

その時間にその場に行けば、ペンをとらないわけにはいきません。

コーヒー代も払っているので、どうにか成果を出そうと士気が上がります。

 

何より、“この時間は、ブログ執筆に専念する”と、集中できたことがよかったです。

あれもこれもとマルチタスクが「時間汚染」という認知のゆがみを生みます。

自分の時間とエネルギーを注ぐべき対象が絞り込まれれば、十分に成果を上げられるんですね!

結びに

いかがだったでしょうか?

『週40時間の自由を作る 超時間術(DaiGo著、実務教育出版)から、あなたの時間感覚をゆがめる「ゴールコンフリクト」についてご紹介しました。

 

ひとはある目的に向かって集中して取り組めるときに、メンタルの状態もよく、最高のパフォーマンスを発揮することができます

しかしゴールコンフリクトは、いくつかの目標や願望がぶつかりあうことであせりや不安を生みます。

こうして生じたあせりや不安によって、脳が「時間がない!」と錯覚。

 

このように脳がストレスを感じると作業効率も低下して、本当に時間がなくなってしまう。

これが、「忙しい!」といって、時間に追われる感覚の正体です。

 

ぜひ本書を手にとって、あなた自身の時間感覚を取り戻してみてください。

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