こころとからだの健康掲示板

こころとからだの関連性(心身一如)から「真の健康」を目指します!!

「心身相関」を健康づくりに生かす

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人生100年時代をより良く生きるために、「健康寿命」をできるだけ長く維持することがカギになります。

健康寿命とは元気で自立した生活を過ごせる期間をいいますが、では、「健康」とは何なのでしょうか?

世界保健機関(WHO)によれば、健康とは、次のように提唱されています。

Health is a dynamic state of complete physical, mental, spiritual and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
(健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、霊的にもそして社会的にも、すべてが満たされた動的な状態にあることをいいます。)

つまり、病気でない=健康、ではないのです。

「健康」とは、心と身体、社会環境、霊性など、人を多角的・統合的にみた概念です。

さらに、“well-being”とあるように、より良く生きる幸福な状態とととらえられます。

しかも、それら(心、身体、社会、霊性)は単独で作用しているのではなく、お互いに関係しあいながら、変化しながら(dynamicに)、人の状態をつくっています

今回は、本ブログのメインテーマでもある、心と身体の関係(「心身相関」)についてご紹介します。

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「心身相関」は、より良く生きるカギとなる

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まず、「心身相関(しんしんそうかん)を辞書でひくと、

心理と生理との作用・活動が互いに関係あること。感情は身体にも適応する形で現われ、また、身体の疲労は心理的意識となって反映する。

と定義されています(現代日用新語辞典より)。

“心理と生理との作用・活動が互いに関係あること”とは、例えば、「試験前の緊張で胃腸が痛くなる」「嫌なことがあって、夜に眠られなくなる」など、「ストレスが身体に出る」といったイメージを持ちやすいかと思います。

脳やこころの状態は、自律神経系や運動神経系、免疫系などを介してからだに影響を及ぼします。

さらに、逆もまた真なりで、からだの状態がこころに作用することもあります。

例えば、“幸せホルモン”こと、「セロトニン」という神経伝達物質は脳内で作用しますが、そのほとんどは腸内でつくられます。

そのため腸内環境が悪くて、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスが崩れると、心理状態に影響を与えます。腸内の善玉菌が少ないと精神疾患リスクが高まると報告されています(Emiko Aizawa et al、2016)。

また近年、身体の各器官が放出する、ある“メッセージ物質”が脳へ影響を与えることが注目されています。

例えば、運動によって筋肉から分泌される「カテプシンB」という物質は、血液にのって脳に働きかけ、「記憶力」を高めるというのです(NHKスペシャル「人体 神秘の巨大ネットワーク」より)。

運動は、からだを鍛えるだけでなく、脳・こころにも良い影響があるのですね!

このように、からだの状態は感覚神経や血中成分、ホルモンなどを介して脳やこころの状態に影響を及ぼします。

心身相関

以上みてきたように、こころとからだは良くも悪くも双方向に影響しあいながら、絶妙なバランスを保っています。

そのため私たちが、「毎日をイキイキと過ごしたい!」「歳をとっても元気な生活を維持したい!」と思ったら、こころとからだの両面からwell-being(より良い状態)を目指していく必要があるのです。

本記事をお読みいただいているあなたにはぜひ、こころとからだへの影響を考えて、ふだんの生活習慣を大切にしていただければと願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本ブログでは今後も、well-beingを目指して、こころとからだの健康に役立つ情報をお届けできるよう努めます。

 

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